Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

お医者さんもツライよ

春めいて、街の景色が明るくなってきた。

いつもの公園に人出が復活するなか、この日いちばん目立っていたのは・・・

 

 

 

ホームレスのひとたち。

ビル陰などで冬をしのいできたのだろう。毛布敷いて寝るにしても、芝生は柔らかいからねえ。

2022年のホームレス生活はどうなるのか。ロシア制裁の影響で諸物価が値上がりすれば、最初に苦しくなるのはこのひとたちだろう。

そんな不安定な空気のなか、わが家では妻がいちじるしく体調を崩し、今日はホームドクターのところへ。

疲労感、食欲不振、不眠、頭痛、めまいが集団で押し寄せ、出勤なんてムリムリな状態。原因はひとえにあのとんでもない出来事にある。今はまだ詳述できないが、ある信じられないほど邪悪な人間が吐いた毒を大量に浴び、心身がショック状態になった。

とはいえ体調不良の原因が内臓疾患だったりしたらまずいので、ひとまず血液検査をしてもらうことになった。

ドクターR、昨夜の急なお願いに応えて、今日は昼休みの時間に診察をこじ入れてくれた。ほんとに優しい方・・・

と思っていたらR先生、にわかに表情を曇らせ「仕事に来るのがつらくてつらくて・・・」と思わぬ告白をなさるではないか。

原因はモンスター患者。

自分の痰の写真をメールで送ってきて、これなんかの病気じゃねーか?診断しろとか言ってくるやつ。

性器の写真を送ってきて、性病かどうか知らせろというやつ。

自分は誰それ(有力者や著名人)の愛人なんだが、すぐにSEXできるクスリ出せといってくる男や女。

これら魑魅魍魎の患者様方にR先生がどんな対応をしているのか知らないが、かなり心を痛めつけられているようだ。

「このところ日曜の晩はまったく眠れないんです・・・」

月曜からの仕事がつらくてしょうがないからだ。診療室への階段を、重い体をひきずるようにしてのぼっていくR先生の姿を想像してしまった。

医者ってどこまで自称患者につきあう義務があるんだろ。

そんなR先生が、なんだか同病ぽいわたしの妻の話をよく聞いてくれた。

「現状を見るかぎり、ひとえにストレスが原因でしょうね・・・」

2週間の休養が必要という診断書を出せるとおっしゃるR先生。それをもらえばひとまず病欠して息を継ぐこともできるが、もう少しだけ様子を見ることになった。

妻にとってペニーが重要な心の支えになっている。ダンナもがんばってはいるけれど、四つ足の可愛さにはかなわねえ(笑)

ドクターR、ペニーみたいな子と暮らしていれば少しは癒されるだろうに、家ではどうしていらっしゃるのかなあ。

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