Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

壮大なる列車旅の序章

5月の休暇はヨーロッパの外を予定していた。精神的にも肉体的にもかなり煮詰まった妻の「ひたすら温かい海にひたりたい」という希望をかなえるべく、南洋を目指していた。

ペニーにはおいそれと空路の旅をさせられず、申し訳なけど留守番してもらうことにしたのだが、預け先が見つからなかった。ペットシッターはどこも満杯。それもそのはずヨーロッパはイースター休暇だったから。

で、予定を変えてペニーと陸路の旅に出ることになった。

最初に北ドイツのハンブルク。そこからずーっと南下し、ミュンヘン経由でオーストリアのザルツブルク。最終目的地はアルプス

往路だけでも1600kmを越え、短期間のクルマ移動は難しいので、列車で行くことになった(グーグルマップは複数目的地の列車ルートを表示しないので、代わりに道路を表示)

なお1600kmというのは、日本の本州北端から西端までの距離に相当する。

ペニーは列車旅にもずいぶん慣れて、すごく落ち着いていてくれる。キャリーバッグの出入り口を開放しておいても飛び出したりせず、ずっとおとなしくしている。

それでも退屈なことには違いないから、ときどきサービス。

ブリュッセル南駅の(わが家的には)名物となった寿司屋から、極上のサーモンでござーい。

「待て」がかかってるうちは静かに待機するペニーさん。

 

 

OK!が出た瞬間・・・

 

 

バクッ!

陸のウツボ。

すでにお気づきかと思うが、わたしたちの間にキャリーバッグを置いても余裕でいられるのは、一等車に乗車してるからぁ!

普段は二等車専門だが、10日間の旅の荷物ありペニーありの状況で、多少の追加料金を払ってでも一等車は大助かりだった。

今回、ドイツ鉄道(ドイチェ・バーン DB)の会員登録することで、チケットをオンライン購入するだけでなく、多くの路線で最大25%割引を受けられるようになり、一等車料金なんて軽くチャラになった。

もちろん乗車券は栄えある日本発のシステムQRコードで表示されるから、検札のたび切符をさがしてあちこちのポケットをさぐる必要なし。スマホ紛失したらジゴクだが。

こんな感じで始まった旅、最初に下車したのはドイツ西部のケルンだった。

 
 
 
 
 
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ハンブルクまで1/3も来ていないが、すでに夜8時を過ぎており、ケルンにも用事があったので1泊することに。

ケルン駅前にある大聖堂、その目の前にある便利なホテルは前回も利用して勝手がわかっている。

死ぬほどフツーな部屋

Hotel Mondial am Dom Cologne というこのホテル、利点のひとつはロビーの売店の物価がお安いこと。そのへんの商店で買うのとほぼ同じ値段という感じ。

ビールはやっぱベルギーのがええなあと言いながら乾杯

翌朝一番の作業は、PCR検査。

なぜかビールの蓋つき写真

もしも陽性だったらハンブルク行きはキャンセルになる。ペニーの到着を心待ちにしているKちゃんには申し訳ないが、旅を続けるわけにはいかない。

おかげさまで陰性が確認でき(鼻に突っ込みすぎたせいで30分ほど痛かったが)、晴れて行動開始!

そう、ケルンには重大な用件があるのだ!

以下、たぶん続く。

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