Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ベルギー政府の命令で

ホテルから30分、上り坂や階段を大急ぎで攻め(グーグルマップは徒歩の所要時間を短く表示するクセがあるらしく25分といわれた)、とある住宅街に入った。

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風は強いが、大急ぎのため汗が噴き出す。

はよたどり着いてジャケット脱ぎたい~

だが目的地には看板なんぞ出ておらず、容易には見つからない。

番地をたよりにきょろきょろ。

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建物はわしらの目には貴族の館と映るくらい瀟洒なものが多い。

ようやく見つけたドアから進入!

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行く先はクリニック。

入国から8日目。このタイミングでPCR検査を受け、結果が陰性だったら自主隔離を終わらせていいというベルギー政府からの指示だった。

妻が職場でおすすめの病院について尋ねたところ、上司から「あたしが行ったでかい病院は態度が悪いうえ検査めちゃ痛くてサイテーだったわ、小さいところにしなさい」とのご託宣あり、素直に従ってここまで来た。

 

ドクターRの診察室は、よくある事務的なアレではなく、こんな部屋だった。

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天井の高さは日本の家屋の1.5倍かそれ以上。このゆとり感はなんと申し上げればよろしいでしょう。

ドクターは世界を旅し、行く先々からアート作品をさがすのがご趣味のようで、さながらギャラリーのような居心地の良さ。こんなとこなら通ってみたくなるってそれはウソですう。

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検査は鼻に差し込むやつだったが「ぜーんぜん痛くないよー」と先生おっしゃるとおり、鼻孔の奥にちょんと触れたかと思ったら終わり。

かれこれ9000人以上にやってきたのだそうで、最低限のコンタクトでしっかり検体を採る技術があるのだろう。

明日は土曜だが、結果が出しだいメールが来ることになっている。

そうすりゃ日曜日は露店市場で買い物かあ?!

 

本日のヒガイシャはペニーだった。うちに置いていかれたからね。

でもそのかわり、ペニーが目の色かえて飛びつくコッテコテおやつ差し上げたんだから許してくれる?

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「うん、ちょっとだけね」

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