今ごろの日の出は8時半、日の入りは4時半という昼の短さに加え、曇天・雨天の日がほとんどいう季節がら、たまの晴れ間がこのうえなく有難い。
朝日が差してきたらこれはもうペニーの日光浴のため長時間の散歩に出ることになる。
この朝は日なただけを選んで1時間20分ほど歩き回るうち、ペニーさんにはしっかりビタミンD生成していただきました。
この子は家でも日なたを選んで寝そべる習慣があり、それはやっぱり本能なんやろな。
北ヨーロッパの陰鬱な気候のせいで健康を損ねてはいかんから、こまめな日光浴、がんばります(イヌには人間ほどの効果はないが、やらないよりマシらしい)。
ところでペニーの外出時、黄色いリボンをつけてみようかと思っているのは、彼女の心の健康のため。
黄色いリボンは、周囲からの刺激に対して過敏に反応するイヌであることを示すサイン。
わんこのなかには病気やケガ、過去のトラウマ、環境変化によるストレスなどのせいで知らない人やイヌを極度に怖がったり、吠えかかったりする子がいる。
ペニーもそのひとりで、彼女にとって散歩が辛い体験とならないよう気を配りつつ、いつの日か心穏やかに外出できるようになることを目指しているのだが、今はまだ誰かがいきなり手を差し出してきたり、飼い犬を寄せてきたりするたび騒動になって困っている。
「うちの子は皆さんとの間に距離が必要なので、近づかないでね」
というメッセージを黄色いリボンにたくすイエロー・ドッグ・プロジェクトは、2012年にスウェーデンの獣医やトレーナーなどのグループが始めたものだという。
現段階で世界のどの地域にどれほど広まっているか知らないし、ブリュッセルでも旅行先のドイツ・オランダ・フランスでも目にした記憶はなく、ペニーがリボンをつけても効果はゼロかもしれないが、誰かが始めなければものごとは動かない。
いま調べたらイエロードッグプロジェクトジャパンというNPOがあり、まだまだこれからという感じながら頑張っておられる様子。
みなさん、路上で黄色いものを身に着けたわんこを見かけたら、「そっと見守ってね」サインかもしれないのでよろしゅうお願いいたします。
さて、ペニーがつけるとしたらどんなリボンがいいか。
セクシー系?
やっぱり可愛い系?
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