Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

届かない荷物

ダッカから送り出す荷物の仕分けにちょっとした支障が生じている。

11月にアメリカから送った航空便が届かない。

通関などに手間取ったとしても普通は1ヶ月で着くところ、すでに2ヶ月が経過。

こいつが来ないと荷造りが完了しない。

というか、わたしたちがダッカを去ったあとに配達されるとすごく困る。

「もう1月だよ、どーなってんの?!」

と尋ねるまで誰も何も言ってこないことにも呆れるが、調べてもらったところ荷物は「行方不明」とわかってガックリ。

おそらくこの地球のどこかにあるらしいということ以外わかっていない。

国際貨物の世界ではよくあることで、妻の同僚のなかには

アメリカから中央アジアに送った荷物がブラジルで発見され

なんて体験をしたひともいる。

いったいどんなボタンを押せばそういうことになるのか、世間知らずのわたしにはサッパリ想像がつかない。

 

気にかかることがもうひとつある。

わたしたちは2月はじめに日本へ寄ってからアメリカへ向かう予定にしているが、いったいそれは可能なのか。

現状では、世界のどこからでも日本人(と永住権保持者)は帰国できる。

ところがコロナ変異種が世界的に拡大するなか、日本人も入国禁止にしろという意見があちこちに出始めているらしい。

最近ではブラジル旅行から帰った日本人4人が、新しいコロナ変異種に感染していることがわかり、しかも空港着の時点で発熱などコロナの症状が出ていたことから、なんでそんなヤツらが飛行機に乗れるんじゃ?!からの日本人帰国禁止論を叫ぶひとがいるという。

気持ちはよくわかるけど、いまどき鎖国政策なんて江戸時代かと。

緊急事態宣言が11都府県に広がりそうななか、日本人はまだしも、永住権を持つ外国人(わたしの妻)がターゲットになるのも困る。

日本政府さん、ここはひとつ冷静に、冷静に。

 

ダッカからの引越し荷物の送り出しは再来週と決まった。

それまでに行方不明の貨物は届くのか。

運送業界の荒波を全身で感じつつ、粛々と準備するしかない。

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手前がマッサージ台

マッサージ台は上の階のひとに、余剰のマットレスは下の階のひとに譲ることが決まって一安心。

あとは不要になったダンナをどこかへ・・・などと妻が言い出さないことを祈るばかりだ。

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