室内トイレできるようにしましょうプロジェクトは、短期間ですっきり解決👍なんてわけにはいかない。
- 1日目、遊び場になっていた人工芝をあきらめ、吸収シートと段ボール箱でトイレをつくって誘い込む。
- 2日目、散歩をキャンセルしておしっこを溜めてもらい、我慢の限界がきたところで無事シート上でコンプリート。
と進んではきたが、2日目の様子を見ながら心配になったことがひとつある。
ペニーが床ではなくシートの上でしたのは単なる偶然であり、実際には 室内ならどこでやってもOK! と思っていたらまずいなあ・・・
という懸念をはらんだままプロジェクトは3日目を迎えた。
ペニーは、またしても前夜の散歩をキャンセルされ、時間がたつにつれ落ち着きを失っていった。
普段はわたしたちが何をしていても気にせずグテッとしていることが多いのに、この日はわたしたちに寄ってきたり後を追うことが多く、ふと振り返ればこっちを見上げている。
もちろん「散歩はいつ?」と聞いているわけで、心がキリキリと痛むが、彼女の頑張りを無駄にしないためにも一定の成果をあげるまで頑張ってもらうしかない。
それにはあとどれほど時間がかかるのか。
前日の「成功」は最後の散歩から24時間後だったから、今日もそうなら夜遅くになるだろうと考えていた。
ところがまだ午後3時というのに、ペニーが動いた。
台所に立っていたわたしたちの足元にすっと寄ってくるなり、一気に膀胱を空にしたのだ。
もちろんそこは吸収シートのトイレではなく、床だった。
微妙な結果だった。
ペニーが「24時間で満タン」だと仮定すれば、今回ずいぶん早かったのは私たちへのあてつけだったかもしれない。
トイレではなく床にしたことも、彼女の主張の表れかもしれない。
そんなややこしい問題ではなく、単に室内ならどこでもいいと思っている可能性もある。
いずれにせよこの先をよく考えて対応しなければ、ペニーの室内トイレ訓練は迷走のおそれあり・・・
と、いささか緊張しながら迎えたプロジェクト4日目、わたしたちは「ペニー無視作戦」に打って出ることになった。
ふりかえれば2日目の成功は、電話にかかりきりで小一時間もペニーから注意をそらしていたときの出来事だった。もしかしたら彼女は、ほったらかしにされてるから散歩は無理とあきらめ、しかたなく自発的にトイレをしたのかもしれない。
逆に3日目の「台所事件」は、アピールすればかまってもらえると思えばこその行動だったかもしれない。
だとすれば、今後は心を鬼にしてペニーへの無関心を装えば、彼女は無駄な期待をせず、かまってアピールもせずにトイレに向かうかも、という無視作戦。
イヌの気持ちが妙によくわかる妻の発案だった。
散歩をせがんですり寄ってきたり、か細い鳴き声を キューン... とあげるペニーに目線を合わせずにいるのは辛い。
「これ、精神が病むよなぁ」と言い交わしながら耐える。
午後2時、最後の散歩から24時間ちかくがたち、そろそろ満タンになっているはず。
ペニーがトイレ2号機の置いてある玄関方面に向かう回数が増える。
ついて行くと「散歩?遊び?おやつ?」みたいな顔して寄ってくるので、無視を続ける。
玄関に向かった チャッチャッチャ... という足音が10秒ほども絶えたのはおかしいと思って見に行ったら、ペニーさんすでにお済ませになっていました。
トイレ2号機のとなりの床に、大きな大きな水溜まりができていました。
わたしたちの足元でしなかったこと、OK!
部屋から一番遠いところでするナチュラル行動、OK!
じゃがシートを避けて床にするのはなんでやあああああっ
というわけでプロジェクト4日目、成果があったのかますます迷路に入り込んだのかわからんままに終了となった。
プロジェクト5日目は、これまた解釈のひろがる現象が発生したのであるが、それについてはあらためて。
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