日本へ大事な書類を送った。グリーンカードを持つわたしはアメリカ以外のどこに暮らしていようと(おそらく火星に引っ越しても)アメリカ政府が追いかけて来てしっかり税金を取っていく仕組みになっている。
アメリカの税務署に対しては、日本で得た収入も正直に申告しないとグリーンカードなんてカンタンに剥奪されちまうし、公務員という妻の立場を考えてもズルをするわけにはいかない。
日本で得た収入には年金も含まれており、去年から受給している金額をアメリカで申告し、きっちり納税している。
ところが日本でいただく税金は所得税が天引きされていることから、日米による二重課税がおきている。それを防ぐためには、アメリカの税務署から「こいつ年金収入をちゃんと申告しとるで」という証明書をもらって日本に提出することにより、天引きを止めてもらえる。
証明書は、年金事務所を経て税務署にまわされ、審査される。お役所のことだから証明書一枚こっきりで手続きが済むわけではなく、40数枚にのぼる紙の束を提出する必要があり、えらい往生こいた。
やっとのことで揃えて提出したら、その何か月後かに年金事務所から連絡があり、すいません3枚不足してましたとかいわれて本気で往生こいた。
今回、追加すべき書類の詳細について年金事務所へ問合せると、「なんであなたのアメリカでの納税について日本の年金事務所が調べなくちゃならなんですかっ」と興奮気味にかぶせてくる。いやいや日米間の二重課税を防ぐためにですね・・・と説明してもなかなか飲み込んでくれず、また往生こいた。
年金事務所との付き合いが始まって2年、数人のスタッフとやりとりしてきたが、あそこはヤバイね。ご関係の方の目に触れたら叱られるかもしれないが、専門知識が不足している割には、ちゃんと調べずに物事を進めるからミスが多い。会話のなかに平気で専門用語を入れてきて混乱させる。こちらの事情を説明しても飲み込みが悪く、頓珍漢な受け答えをする。
これは組織の問題だが、電子メールというものを絶対に使わず、こちらが海外に住んでいるとか出歩くのに障害があるとかの事情は一向に気にせず、なんでも郵便でしかやりとりしてくれない昭和のヤクショ(←そうではなく柔軟にメールを使ってくれる役所をわたしは知っている)。
ペニーは、月に一度のフィラリアと寄生虫予防薬をぺろり。
1号2号のお出かけ中も心置きなく日向ぼっこしてもらえる家でよかった。
もう5歳を過ぎて、小型犬換算では36歳。わたしたちにとっては今でもベイビーちゃんなんだけどね。
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