妻の知人で役所勤めの男性Bさんがこう言った。
「俺の人生の目標はさ、百歳まで生きてマリファナ吸うことなんだ」
アフリカ系のBさんは、子供のころから周囲に道を踏み外すひとが多く、強盗をはたらいて刑務所へ行くのはまだしも、薬物で心身ともに破滅するセンパイがごろごろいる環境で育った。
彼自身は運動能力が優れていたせいで周囲からスポーツで身を立てろと励まされ、アメフトの選手として競技に打ち込み、大学に進み、卒業後は軍に入ってきっちり勤めあげ、現在は一般にエリートと呼ばれる立場にある。
麻薬のような甘い誘いには目もくれず、真面目一本鎗でここまで来た彼が、なぜ「百歳でマリファナ」なのか。
「だって、めちゃくちゃ楽しそうじゃん!」
アメリカでは首都ワシントンDCほか15の州で成人による娯楽のためのマリファナ摂取が合法化されているが、いくら世間がそうなっていても、政府の機密情報を扱うような職業をめざすとき、マリファナ歴はほぼアウトといっていい。
摂取が習慣となったひとは、マリファナ非合法の州や国に行っても手に入れようとするーーすなわち犯罪に手を染めるリスクが高いと考えられているから。
摘発されなくとも、こっそりマリファナを続け、ひとには言えない秘密を抱えている人間は、アメリカに敵対する勢力に弱味を握られ利用されるリスクがある。だから薬物は基本的にアウト。
それほどヤバイからこそ魅力的でもあるマリファナにBさんはこれまで手を出したことがなかったのだけれど、百まで生きたら思い切り吸ってやるんだ、それを目標に健康体で生ききるのだと意気軒高。
「老後」って言葉のイメージはひとそれぞれで、守りに入るばかりの不安な時間と思っている方もおられるだろう。財産や年金の額にもよるし病気もコワイから、元気出していきましょう!なんて掛け声だけじゃどうにもならんわけだが、それだけに「百歳でマリファナ!」の明るさ、わかりやすさに心惹かれるものがある・・・と思ったのは拙者と妻だけ?
(ちなみにわたしはマリファナ肯定とか推進とかの立場ではない)
ペニーさんは昨夜もゴロゴロザアザアにびびりまくってたいへんでした。
でもとっても元気だよ!
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