Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ラオスから日本へ、イバラの道

まったくどうでもいい結論だが結論を先にいうと、へろへろになって日本に着いた。

今回の旅はタイ航空でビエンチャンを発ち、バンコク経由で羽田を目指した。問題は乗り換え時間が1時間半しかなかったこと。以下、わたしがどんどん追い込まれていった経過。

1)ビエンチャンの出発ゲートに意気揚々と3時間前に現れた拙者。

2)ところが搭乗時間になってもアナウンスがないどころか、カウンターにタイ航空のひとの姿がまるで見えない。

3)出発時間10分前になってようやくアナウンス「20分遅れます」

4)その20分後にふたたびアナウンス「あと20分で出発します」

5)40分遅れであればバンコクでの乗り換えもなんとかセーフではと思っていたら、ふたたびアナウンス「えーっと、機材の到着が遅れているのでもうちょっと・・・」

結局出発の遅れは1時間10分。たった20分のトランジットは限りなく赤に近い黄信号なので、もしやという期待は捨てて搭乗した。

幸いにしてがっらがらの機内

バンコクのスワンナプーム空港でタラップを降りたら、わたしの名前を書いたボードをかざしている兄ちゃんがいて名乗り出るなりワゴン車に押し込まれ、猛スピードの移動が始まった(猛スピードな気がしただけで実際には空港内の制限速度だったと思うが)

ターミナルのとあるドアから飛び込むと、今度は女性職員の誘導で出発ゲートを目指す。速足で歩き始めて1分、腕時計を見た女性職員が振り向き、なにごとかを口にするなり走り出す。

そこから先、走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走るちょっと歩く走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る一瞬歩く走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る(中略)(中略)(中略)500メートルほども走っただろうか、息絶え絶え汗みずくになって羽田行きの飛行機に転がり込んだのは出発3分前のことだった。

前を行く女性客は荷物が多かったが、彼女を助けてやる余裕はなかった

だが、悔しいから言っとくけど、これしきでへろへろになるほど拙者へたれではないぞ。疲労の主な原因は、バンコクから先の旅だった。以下はバンコク発23時15分、羽田着4時55分(日本時間6時55分)、少しでも睡眠をかせぎたいと思っていた機内で起きたことだ。

1)離陸し、シートベルト着用サインが消えたと思ったら、飲み物に続いて軽食が配られてきた。夜中に食い物を出されても食指が動かないので、カバンに貯蔵。

2)1時間後、ようやく照明が落ちて暗くなり、なんとか眠ろうと努力を始める。

3)自分は乗り換えに成功したが、荷物がどうなったのか心配になる。わたしを迎えに来た兄ちゃんに大丈夫かと念押ししたら「それはもう手配してあるっ」とトランシーバーをかざして息んでいたから、積み替えられた可能性ゼロではない。だけどなあ・・・

4)隣席の青年の荒っぽい身動きや足腰の痛くなるシートのせいで、うつらうつらできたのは合計20分ほど。

5)消灯から2時間後(午前3時)、怖れていたことが起きた。照明が煌々と灯され、食事が配られ始めた。

6)食事タイムも一段落した午前4時、到着まであと1時間、一瞬でもいいから眠りたいというわたしの願いは粉々に打ち砕かれる。アナウンス攻撃が始まった。一番長かったのは日本政府の命令により肉類の持ち込みが禁止されている件の説明で、違反者への刑罰が「3年以下の懲役または最高300万円の罰金」というのはまあそうだろうと思ったが、法人の罰金は最高5000万円というのを聞いてなぜかとてもびっくりして、眠りをむさぼるどころではなかった。まあそれ以前に機長が「左舷に富士山が見えまーす」とか言い出したせいで窓が全開になり、乗客のガヤガヤが一気に高まったというのもあった。

ところでこのバンコクー羽田便は満席だった。これに乗れなかったら30分後に成田へ飛ぶ便もあり、それだったらまあいいかと思ってたんだけど、実際にはそっちも満席だったかもしれない。

ラッキーだったわたし。でも結局荷物は積み替えが間に合わず、24時間遅れで届けてもらった。今回は最小限の苦労で済んだからよかったが、皆さん1時間半のトランジットはあぶねえですぜと声を大にして申し上げておく。

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