Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

いきなり踊り出す

ラオスには、毎年いまぐらいの季節になると韓国から団体さんが到着しはじめ、1週間ほどゴルフ場とホテルをバスで往復するという。11月から2月までの乾季は気温も落ち着いて観光のベストシーズン。そこへコリアンゴルファーが殺到するらしい。韓国の冬はかなり寒くてゴルフどころじゃなく、ラオスは天国なのだろう。

韓国人が押し寄せる理由は季節のほか、ラオス在留同胞がたくさん住んでいることもあるかもしれない。韓国系の飲食店や商店が多く、道路沿いの看板がハングル文字だらけの地区もある。

そんな韓国人ビジネスのひとつが大型スーパー Kokkok M Mart で、日本の食品・生活用品もそこそこ揃っているので、わたしたちもちょくちょく出入りしている。店内にはラオス(やタイの?)歌謡曲が元気よくかかっているのだが、きのうは突如としてかなり雰囲気の違う曲がかかった。その歌詞が「コッコク、コッコク」いっていることにすぐ気づいたのは妻で、ぼんやりとそのへんを歩いていたわたしを大急ぎで探しにきた。

「ねえねえねえ!」とわたしの腕を引っ張ったのにはもうひとつ理由があった。店員さんたちが整列して踊り始めたのだ。

コッコク・ダンス

きっと「コッコクコッコクなんでもそろって楽しくお買いもの~」みたいな歌なんだろう。それにしてもダンスかよ。週末の混雑時だったら子供が一緒に踊ってくれたりするのかもしれんが、閑散としたウィークデーの午前中、これは完全な放置プレイ。

こんなん強制される会社だったらオレ絶対に入らんぞ・・・と言いながらすぐに思い出したのは、ワシントン・ダレス国際空港のANA職員がカウンターの前に整列して一斉に頭を下げるあの儀式のこと。なんというか極東の住民の気質には、こうした「おもてなし」感覚が共通して備わっているのかもしれない。いうまでもなく日本人と朝鮮半島人はきょうだいである。そしてわたしはコッコクでの買い物はいっこうにかまわないが入社だけは絶対にしない。

妻が指をひどく傷めてから10日あまり、団子状だった絆創膏はバンドエイド2枚重ねにまで収縮。傷口はわたしが見ても大丈夫なくらい回復しており、指紋がきれいに復活するかどうかは大いに疑問なれど、まず快癒は近いものと思われる。やっとタイピングできるようになってよかったね。

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