Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

セクシー・ローラースケーター

そのカフェで食事をしたのは初めてで、いきなり珍しい体験をした。

富裕層とガイジンが出入りする店だからお値段は高級。だが料理がそれに見合うものかどうか問題発生。

7万9000キープ(3.8ドル)の朝食セットは、ラオスの高級店のうちでもかなり高いほう。だが卵料理の出来と皿の盛り付けが今ひとつ、ミニサラダというにはツラすぎる野菜のかけら。もっと安くて素晴らしい朝食を出す店、いくつか知ってるぞ。

フルーツ盛り合わせは「3万キープ(1.5ドル)するんだったらもっと景気よく盛れよー」といいたくなるサイズ。

この店はもともとフランス系のパン屋で、パンは美味しいんだけど料理がこれだとねー。食事にはもう来ないかな。

てなことをひそひそ話していたら、遠くのテーブルからアメリカ人の大声が聞こえてきた。どうやらヨメはんと電話で話してるんだけど、スピーカーがうるさい。スマホのスピーカー音ってビリビリ割れて耳障りだから止めてほしいんだけど、空港なんかで途上国のひとたちが長話するのに出会うことが多いよね。

ところが今回アメリカ人(白人男性)がそれをやっているのを見て、どこの田舎者かと驚かされた。「その鎮痛剤、洗面台の棚に入ってるよ~」みたいな話を延々と聞かせてくれてありがとう~。

以上はほんの序章だった。ビリビリ電話が終わったかと思ったら、今度はめっちゃセクシーなローラースケーターが店内に突入してきた。

190センチはあろうかという長身がスケート靴のせいで一層高さを増し、すげえ存在感。てか上半身のみとはいえ裸でレストランご入店ってなんぼなんでもマナー違反じゃね?日本の「マナー警察」の活躍ぶりをいつも笑っているわたしですらマナーを持ち出す展開に、妻も目を丸くして頷くばかり。

マジなこといえば不愉快だから退店してほしいくらいだったが、この兄さんのモヒカン刈りと少し剣のあるご面相を見ても立ち上がろうっていう勇者は店内にいなかったと思う。ただし店のひとたちは涼しい顔で応対し、ローラースケーター氏はバゲット1本を買ってつーと出ていった。いつもそうしているのだろう。このようにして彼は世間の広さというものをわたしたちに教えてくれた。ビエンチャンも意外とホットだろ?

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