こういう庶民的な市場、拙者がガキのころにもあったなあ。
闇市の生き残りみたいな密集空間に広さ2畳ほどの店ひしめき合い、そこに入りこむだけでわくわくしたもんだ。
ただしラオスのそれは蒸し暑い。入り組んでいるぶん風が通らず、わくわくする前にくらくらしてしてくる。
商品雑然と積み上げるのではなく、店主が納得いくまで整然と並べた感じは、国民性のなせるわざだろうか。
強いライトがきらめく店々は肉屋。蠅追いの扇風機の下で、大きな肉の塊を刻んでいる。
こういう店で肉の種類や切り方についてやりとりできようになったらプロの消費者といえるんだろう。
フルーツ屋のひとつに狙いを定め、いろいろ買い込んでみた。
マンゴー2個、みかん1kg、バナナ1房、ドラゴンフルーツ2個、スイカ1個・・・
中学生か高校生ぐらいの若さながらちょっと目つきの鋭い売り子が、それぞれの値段を暗算した態で合計額を言ってきたが、それはかなり大胆に高かった。
抜け目なく外国人から取るのは、陳列台の向うにいる母親の方針か、それとも親孝行な娘の努力か。近年ラオス人の暮らしは急速に苦しくなっており、気前よくお金を使うのはガイジンのつとめと理解はしているが、こういうのはちょっと違うと思う。正直な商いをしてくれるのなら、こっちはお釣りを受け取ることなく気持ちよく去ることもできるのだ。
おまけに娘が選んでくれたミカンは傷みかけのものが多く、けっこうな授業料を払った感じ。妻は「次は別の店でね」とサバサバしたもんだが。
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