Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

「コロナ」陽性

ビエンチャンに着いて5日目の夕方、にわかに強い寒気を感じ、体ががたがたと震えだした。その前日ぐらいから少し熱っぽく、疲労のせいだろうと思っていたのが、急にやばい感じになってきた。

急いで雨合羽を着込み、その上にバスタオルかけてソファに横たわる。すると驚いたことにペニーが飛び乗ってきて、わたしの上に長々と寝そべるではないか。

温めてくれてるんだね。助けて欲しいって頼もうと思ってたんだよ・・・

この子は人間の心の悲鳴を聞き取れるらしく、寄り添ったり守ったりする行動を示すことが多い。

さて、この悪寒はなんなのか。まず疑うべきはコロナだろう。実は今回、ワシントンDCからのフライトで一度もマスクをすることがなかった。妻はわけても慎重なたちで、マスク着用に積極的なんだけど、今回CAさんをはじめ機内にマスク姿のひとが皆無で、わたしたち自身にペニーのことで頭いっぱいだったせいか。

後悔してもはじまらない。ガタガタ震えているところへ妻が帰宅し、熱を測ったら38.4℃近かった。わたしにとってはかなりの高熱。

すぐに医務室に連絡し、解熱剤(タイレノール)で熱を抑え込んで様子を見るようにと指示されたが、わたしたちの荷物にはイブプロフェンしかなかった。航空便と船便が着くまでは、このように不自由なことが多い。

幸いなことに隣家(妻の職場のエライひと)に尋ねたところタイレノールの持ち合わせがあり、熱を37.5℃まで下げて翌朝を迎えた。ひとまず小康状態を得たわけだが、はたして俺はコロナなのか。今度は医務室まで出かけて血液検査を受け、1時間ほどして送られてきた結果がこれだった。

コロナウィルスOC43検出っておいこれコロナじゃねえか?!と目を剥いたわけだが、じきにそうではないことが判明。COVID19とは別のコロナウィルスだった。

(コロナウィルスは、形状が王冠に似ていることから、ギリシャ語で王冠を意味するコロナの名で呼ばれている。ヒトに感染する従来型のコロナウィルスは4種類あり、OC43はそのうちのひとつ)

ただし、このことをもってCOVID19を免れたと考えるのは時期尚早。もう少し遅れて症状が出る場合もあるので経過観察が必要。そう言われなくったって37℃台の熱が続いており、元気に動き回ることなどできないわけだが。

そういうわけで今回は「じゃないほうのコロナ」に感染したわけだが、妻の同僚たちに言わせると、当地は「わけわかんねえ感染症がうようよ」しており、発熱ダウンなんて珍しくもないという。へえへえそうでございますか。あっしもひとつ頑張らせていただきやしょうな到着6日目である。 

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