Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ありえねえ!安いメシ

引越し準備を中断して一時帰国ぅ。

離陸後シートベルトサインが消えた途端、すげえものを見てしまった。ひとりの女性がすっと立ち上がりCAさんを呼んだかと思ったら、おもむろにカップ辛ラーメンLサイズを取り出し、

「コレニお湯イレテクダサイ」

おそらくCAさんはこういうリクエストに慣れているのだろう、カップを持ってさっさとギャレーへと消えていった。昼過ぎのフライトで、用意が整いしだい昼食が出るんだけど、それが待てないほど空腹だったのか。

何をいつ食おうと勝手だが、周囲にアジア臭が苦手なひとがいたら辛いだろなあ・・・とも思ったが、思い起こせばANAのビジネスやプレミアムエコノミーでは間食メニューのひとつにカップ麺(わたしが見たのは一蘭だった)があるわけだし、エコノミー客が持ち込みしても責められる筋合いではないはず。にしても、いきなりの辛ラーメンLカップには驚かされた。

そのほか、通路側シートのダンナさんが隣席の奥さんの膝枕でぐーぐー寝てるんだが、脚は思い切り折りたたんでおり通路へのはみ出しゼロという特技をじっくり拝見した。ワシントンDC-羽田便はベトナム航空とのコードシェア便で、そっち系のお客さんが多く、以前とはかなり雰囲気が変わってきた。某大国のひとたちのようにうるさくはなく、マイッタナーな気分になることは少ない。

飛び立ってしばらくして飛行ルートを見たら、普段はアンカレジ上空を通過するルートが多いのに、今回はずっと北寄りのルートを飛び、ロシア上空を行くことになっていた。

ウクライナ侵攻以来、航空各社はロシア上空を避けて飛んでいるものとばかり思ってたんだけどね。この日は気流の悪いところが多く、安全なルートを探して飛びますと言っていた機長が選んだルートか。それにしてもロシア上空は気持ち悪いよね~と言っていたら、数時間後、実際に飛んでいたのはロシア上空ではなく、アラスカからオホーツク海へ出る通常のルートだった。なんか、嬉しかったっす。

夕方に羽田に着き、そこからクルマで数時間の移動がしんどい年齢になったので、東京で1泊。新宿のレストランで生姜タンメンと冷やし中華を食したんだけど・・・

これだけ食って2080円。アメリカやヨーロッパの間隔では安すぎて申し訳なくなる水準であるうえ、円安のいまクレジットカードで払うと14ドルちょっとにしかならず、これはもう半額以下でメシ食ってる感覚。

翌朝はすき家の朝食メニュー。

これで490円だというんだが、あらゆる原材料費が値上がりしている今、どうやって利益を出しているのか。最後にしわ寄せがいくのは従業員(の給料)なのか・・・

そう思うにつけ「ベーコンエッグ定食390円」のサインから目が離せなくなる。

東京はどこでもそうだが、この店の従業員はベトナム人だった。おそらく日本はもう、外国人労働者に「しわよせ」を持っていくかたちでしか回らない社会になっていると思う。

一転して、わたしはこれからベトナムをふくむ東南アジアの富裕層を顧客とする商売を始めようとしている。いろんな意味で時代の転換点に来てるよね。

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