コストコで妻がこんなものを見つけた。
おでんだぁ。
いつもなら気に入ったものがあってもしばらく値段と相談してからでないと買わない妻がツイッと手を出した。
天下の紀文が調理を済ませ、あとは温めるだけで食べるだけ。カリフォルニアあたりの工場で作られたアメリカの日本食品あるあるかと思ったら「日本産」ではございませんか。はるばる太平洋を越えて届けてくれた冷蔵品。なんと有難いことか。
そういえば線路沿いに散歩するとき、遠方のコンテナを見るたび「ごくろうさんやね」と声をかける。声かけはウソだけど、ちょっとそう思う。
HYUNDAI と書かれたコンテナは、北米でよく売れている韓国車の部品を運んできたものだか。心の狭い拙者、HONDA MAZDA TOYOTA NISSAN SUBARU MITSUBISHI が来ないものかとしばらく睨んでいたが、そうそう美味しい展開にはならない。
代わりにというか、HAMBURG と記されたコンテナを目撃。
ご存じ、ペニーが大歓迎された暖かな思い出の街ハンブルク。このコンテナはドイツの大手海運会社ハンブルクズートの持ち物であり、積載物がハンブルクから来たわけではないだろうが、それでも見ると嬉しいんだよね(ちなみにハンブルクズート社は、数年前世界最大の海運会社マースクに買収され、すでに存在しない。コンテナは塗り替えずに使っているのだろう)。
貨物列車というのはそこに世界が詰め込まれていてロマンチック。何人の手を経てここまで来たのか、ここからまた何人の手を経てユーザーに届くのかと考えるのが楽しい。
もっと楽しいのは、太平洋を越えてきた紀文のおでんとの密会。
六品入りのパック4個で18ドル足らずだから、この一皿が4ドル50セント。
味?さらっとした薄味ながら上品な出汁がしっかりきいていて最高。がばっと買い込んでストックしときたいスグレモノであります。紀文さん、ありがとう。
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