Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

禁止事項

実はさあ~、民泊の開業がまた先送りになりそう。

3月から4月にかけてシャカリキ作業しても開業に届かなかったので、7月にまた日本へ行って準備の仕上げ → 8月開業のつもりでいたのが、わが家の引越しがずいぶん前倒しになったうえ諸手続きが複雑怪奇なせいでイロイロと事情ができ、民泊の作業はしばらく遅らせることにした。

7月には日本へ行き、妻の力を借りて食器選びなど細部の詰めはしておくが、それ以外は妻の骨休め期間として違う街へ行き、美味しいもの食べたりして過ごそうかと。てなわけで開業は秋になりそう。

開業準備というやつ、やってみてわかったんだけど、設備以外にやること満載。とくに文化習慣のちがう外国人むけに土足禁止からリモコン操作、トイレの使い方にいたるまで説明しまくらないとえらいことになる。

このため「ハウスルール」のパンフレットを設置して読んでいただくわけだが、これがけっこう長くなる。以下、ハウスルールのうち禁止事項としたものを列挙。

 

◆禁止事項

  •  ペットの同伴、寝室での飲食、騒音をともなうパーティーはご遠慮ください。
  • 建物・敷地内はすべて禁煙です。違反があった場合、タバコ臭除去の清掃料金および客室をクローズした場合の基本宿泊料を実費でお支払いいただきます。
  • 室内は土足禁止です。違反があった場合、清掃料金を実費でお支払いいただきます。
  • 畳を保護するため、和室にはスリッパを脱いで入ってください。同じく、スーツケースの車輪も畳を傷つけますので、ご注意ください。

  • 予約した方とは別の方の宿泊、および予約した人数を超えるゲストの宿泊はお断わりします。人数に変更がある場合は、チェックイン以前にホストにお知らせください。上記ルールに違反があった場合、正当な宿泊料を実費でお支払いいただきます。
  • 危険物違法薬物の持ち込みや使用が認められた場合は、警察に通報します。
  • 敷地内での商業目的の撮影はお断わりします。
  • タオル・スリッパなどの備品を持ち帰らないでください。

寝室での飲食を禁ずるのは、布団やベッドの上で宴会をし、飲食物をこぼして汚す、飲みすぎ嘔吐して寝具をダメにするといった事故が多発しているから。「清掃料金を実費で払ってもらう」と繰り返し宣言するのは気が引ける部分もあるが、このように明言しておかないと弁償してもらえる可能性ゼロになるので、民泊は多かれ少なかれこのようなルールを明記している(したからといって弁償してもらえるとは限らないが)

備品の持ち帰りは、特定の国・地域からのゲストに多く見られ、手に取って運べるものなら電気ポットですら持ち去るトラブルが多発しているという。またその地域からのゲストは予約者とは別人だったり(旅行代理店みたいなものが活動しているせい)、予約した人数を超える宿泊が多いことも知られているが、うちのようなホスト不在型の民泊では対応策にも限度がある。

トイレの問題に悩むホストが多いらしい。立ちしょんは、目に見えない微小な飛沫が拡散して壁や床を汚染し、悪臭の原因となる。このため以下のお願いをすることにした。

 

◆トイレは、すべてのゲストが座ってご利用ください。

  • 使用済みのトイレットペーパーはトイレに流してください。
  • トイレットペーパー以外のゴミは流さないでください。詰まりの原因になります。

世界には、便器の上に座る習慣のない地域、排水管の貧弱さゆえトイレットペーパーを流すことができず、備えつけのゴミ箱に入れる地域が多く、まずそこから懇切丁寧に説明しなければならない。インバウンドの客が圧倒的に多い京都では、以下のようなイラストを作成して宿泊施設に配布している。

残念ながらイラストの出来がよくないが、それなりに役立ちそうなので、うちでも3ヶ所のトイレにこれを掲示しようと思っている。

もちろんハウスルールや各種の操作マニュアルは日英中韓の4か国語版を作成中。インバウンドの実態を考えるとタイ語・インドネシア語あたりも準備したほうがよさそう・・・と、いつになっても作業が終わる気配なし。

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