東京から高速バスに乗って訪ねてきてくれた知り合いと酒を飲んでいたら、彼の娘のKちゃんから電話がかかってきた。なにやら早口で報告してくる様子のKちゃんに彼は「う、うそっ」と言いながら目を丸くしている。聞けば先日行われた国公立大の後期試験に合格したのだという。二浪の末、某国立女子大への入学を果たした。
Kちゃんは、2年前にその大学を目指すも届かず一浪。再挑戦したがやはり届かず、某私立大学に入学したが、初心を忘れることなく勉強を続け、ついに難関を突破した。
とはいえ今年の前期日程には落ち、後期日程に賭けるというスリリングな展開。後期は合格者わずか十数人という狭き門であるうえ、東大などに惜しくも届かなかった受験生が殺到する難関。試験後のKちゃんはすっかり諦めており、合格発表の翌日になって見に行ったら名前があったのだという。
親子ともに「信じられない・・・」と口をそろえる最高の結果。ここまで来られたのはKちゃんが諦めることなく粘り強く挑戦してきたからにほかならない。電話が切れたあとの我々はそりゃもう大騒ぎで祝杯を上げ、とくにKちゃんのお父さんは「いや嬉しい」「ほんっとに嬉しい」「我が子ながらよくぞここまでやってくれた」と感慨吐露を繰り返しつつ、ベッロベロになるまで飲んでいた。
つられて酒量が進みすぎた(←ヨメには内緒)わたしにも翌朝いいことがあった。開業に向けて最大のヤマとなる保健所の立入検査が行われ、無事に合格することができた。事前に集めた情報により検査まで3週間は見ておくべきと考えていたところ、アメリカにいるうちから馬力かけまくってきた準備が奏功したのか、日本へ来てから2週間でここまで漕ぎつけることができた。休みなしで頑張ってきて、さっき「合格です」のひとことを聞いた瞬間ちからが抜けてしまい、今日はこのあと何もせずダラダラと休養しましゅ。たぶん。
残る2週間あまりで備品やインテリアを煮詰め、紹介写真を撮り、なんとか開業にもっていきたし。
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