Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ちょっと気に食わない

いまさらサッカーW杯でもないかもしれないが、アルゼンチンの優勝をちょっと苦い思いで見ていた。決勝までに幾度か目にしたアルゼンチン代表の試合ぶりが綺麗ではなかったからだ。

もっとはっきり言えば、ずるい振る舞いが多かった。ぎりぎりでファウルをとられないようなラフプレイを仕掛けたと思えば、接触していないくせに派手に倒れこんではフリーキックを得ようとする。どこのチームにはそういう選手はいるが、アルゼンチンにはそういうのが多すぎた。

サッカーもずるくて乱暴なやつがのさばるようになったら国際関係と一緒・・・

そう思ったら気分がしらけてしまい、アルゼンチンが決勝に進まなきゃいいのにと思った。フランスが連覇してドヤ顔しまくるのかと思えばそれも憂鬱には違いなかったが、それでも狡猾なアルゼンチンが優勝するよりはいいと思った。

メッシは間違いなく素晴らしい選手だし、長年の努力が実ったことは祝賀にあたいするが、それすらも同僚たちのずるいプレイに支えられてのことかと思えばまた気分がしぼむ。

これだけダーティなチームが世界制覇するのを見ると、クリミア周辺で起きていることに思いが行ってしまい、心置きなく楽しめる大会とはならなかった。日本代表があれだけがんばってくれたというのにね。

もうひとつイラッとさせられるのは、ツイッターを率いるイーロン・マスク氏の無軌道ぶりで、もう少し見どころのある人物だと思っていたんだけどね。

かつては「私の最悪の批評家もツイッターに残ってほしい。それが言論の自由だ」とツイートし、言論の自由絶対主義者きどりだったマスク氏は、ツイッターCEOに就任するなり自分の気に食わないひとたちのアカウントを次々に停止した(マスク批判をしたジャーナリストのアカウントは後日解除)

かと思えば、自分のツイートをユーザーのスマホの待機画面にどんどん表示させ、いわば強制的に自分の意見を読ませる挙に出ている。

彼の掲げた言論の自由が、実のところ ぼくちゃんの発言の自由 にすぎなかったことが残念ながらハッキリしてきた。

ツイッターなんて最初は物好きなネットユーザーがボソボソとつぶやく遊び場にすぎず、そこにマスク氏が乗り込んで私物化するんだったらたいした問題じゃなかったと思うが、今じゃ堂々たるメディアだからねえ ...

彼の子供っぽさは、重要な決定をユーザーの投票で決めるところにも表れており、今度は彼のCEO退任にユーザーの57.5%が賛成したことから「辞めるわ」と言いだした。世界の言論の自由に責任もつ気概があるのなら、もちょっとスジの通った行動をしてほしかった。

後任にトランプの長男ドナルド・トランプ・ジュニアを指名というデマが流れたが、ジュニアはかなり頭が悪くて実際問題として話にならない一方で、娘婿ジャレッド・クシュナーとマスクはかねてから仲良しといわれており、後任はそっちかとの噂もある。頭が切れるぶん邪悪なクシュナーが社長になるんだったらツイッターいったいどうなるのかなあ。

仮にツイッターが寂れたりなくなったりしても、わたし自身は特に困らないが、世界にはこれを人間関係や仕事に活用しているユーザーがたくさんいて、影響は大きいだろう。兆円単位のカネをすいっと動かせる人物にかきまわされる庶民の暮らし。悔しかったら電気自動車や宇宙ロケットつくってみせろってことかあ?

そいうの、ちょっと気に食わないんだよね。

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