喉に刺さった骨を、ようやく1年越しで取り除いた。
去年、ブリュッセルでつけたクルマの傷。
タイヤの汚さに目が行ってしまうが、問題は真ん中の黒いやつ(フェンダーモールと呼ばれる樹脂製パーツ)で、これに派手な横縞がついているのがおわかりだろうか。
あそこの駐車場は入口がとても狭いうえ、道路との関係でどうしても斜めに入っていかなくてはならず、いつも車体がギリギリだった。あるとき、寄せすぎてしまった。シャッターの柱にとても近いことはわかっていたが、柱にゴム製の緩衝材がついているものと勘違いして(実際には紛らわしい黒色に塗ってある鉄製の突起)少しぐらいこすっても大丈夫と思って進んでしまった。歩道をふさいで通行人を待たせていたため、急ぐ気持ちがあったと記憶している。しょうもない言い訳だけど。
フェンダーモールは交換すれば済むが、ボディの塗装面についた傷を見て落ち込んだ。
クルマを乗り替えたばかりの頃って、車幅やハンドルの切れ角がピタッと来てなくて、この手をミスをやりがち。いやいやそうじゃなくて俺へたくそになったのかな・・・と、体力的にもいっぱいいっぱいの時期だったので正直なところコタエタ。
とりあえずフェンダーの交換を急ぎたかったが、ヨーロッパでは売られておらず(トヨタ純正はあるが高い!)、アメリカから取り寄せると送料のほうが高くなるので我慢。ここへきてようやく手に入った。
50ドルで手に入ったパーツ。これを取り付ける前にやったのが、ボディーの傷の手当。
コンパウンドと呼ばれる練り歯磨きみたいなものをつけて磨いたらあ~ら不思議、とてもきれいになった。
あの白い傷は、塗料が根こそぎ削られたわけではなく、ごく浅いものだったので、コンパウンドで磨くだけで表面が均一化した。
そこにフェンダーモールを取り付けて終わり!
あああこれですっきりしたあああああ!
で終われば大勝利だったが、例によってひとつ失敗。
モールの取り外しに使ったドライバーの先(交換式)がどこかに消えた。足もとに絶対落ちてるはずだと思って探したが、どうしても見つからない。神隠しって21世紀のアメリカでも起きるんだねえ。
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