ゆうべ、ちょっと怖い思いをした。夜の散歩中、イヌ通りの少ない暗い道を歩いていたら、道端に停まったクルマの窓がすーっと下りて、中から女性が話しかけてきた。
「さっきこのあたりで強盗事件が起きたの。気をつけたほうがいいわよ」
ごーとー?
ここらの住民は「中ぐらい」のサラリーマン層が中心の、貧困とは無縁に見える地域で、地下駐車場からクルマのタイヤが盗られたりといった程度の事件は起きるが強盗とは・・・
そう思いながら家路を急ぐと、やがてパトカーの集団が見えてきた。何人かの警察官が大きな懐中電灯をかざして植え込みの陰を覗き込んでいる。リアル夜の大捜査線。
そういえばさっき、救急車が一台こっち方面へ曲がって行くのを見たが、あれも強盗事件関係だったのか。現場にパトカーしか見えないってことは、すでに被害者?を運び去ったあとなのか。日本にいたら取材活動スイッチが入ってカメラを回しながら事情を調べるところだが、アメリカではON状態のお巡りさんにいきなりカメラなんぞ向けようものならこっちがタイーホされても驚かないから、そっと一枚だけ撮って退散。なにより犯人がまだこのあたりに潜伏してそうな雰囲気だったし。
今朝の散歩は別の方向へ。歩き出してすぐ、一台のパトカーが回転灯ぶんまわしながら路肩に停まっているのが目に入った。そこに乗用車が通りかかり、行き過ぎようとした瞬間、パトカーが「うぃん!」と一声サイレンを鳴らして乗用車を停車させた。
スピード違反はなかったと思う。パトカーの回転灯はずいぶん遠くから見えていたはずだし、警察官はスピードガンを使ってはいなかったと思う。運転手の免許証をチェックし、無線で照会する様子を見せたあと、警察官はまもなく乗用車を開放。
なにしてるんだろ。ゆうべの強盗犯まだ捕まっていない?
その思いを強くしたのは、パトカーがすぐさま別の乗用車を止めて免許証チェックを始めたから。通過車両をランダムに調べたところで強盗犯がピストル片手に降参してくるとは思えないが、やれるだけのことをやっているのかもしれない。それだけ深刻な事件(怪我では済まなかったとか)だったのだろうか。
そうだとすれば24時間態勢の捜査網を展開してきっちりホシを挙げてほしい。お巡りさん、がんばってください。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。