それでは早速ご紹介しましょう、オリーブちゃん(仮名)。
なぜ仮名なのか、その理由を明かすときがいずれは来ると思いますが、それは人間がらみのイヤラシイはなし。
さて、オリーブはメスのコーギー。
妻の知り合いの飼い犬で、一家が旅行に出るあいだ預かった。
「とってもスイートな性格なので」たいして手はかからないという飼い主さんの説明は決してウソではなかったが、思わぬ問題があった。
ペニーとの出会いはそれほど悪くなかった。最初の1分間こそ咆哮の交換とあいなったものの、じきに大人しくなり、互いに敵認定することなく知り合いになれた。
屋外のニュートラルゾーンで引き合わせたせいか、わが家に連れ込んでもペニーは縄張りを主張することなく大人しく、オリーブも淡々として落ち着いていた。
二匹は互いの探り合いのほか、それぞれにオモチャで遊んだりしながら夜が更けた。
睡眠タイムにちょっとした苦労があった。
オリーブにはクレートを使う習慣がなく、持ち込んだのはベッドのみ。初めての夜をどう過ごしてもらおうか。
ペニーはクレートで寝るのだが、夜中にオリーブが室内を徘徊 → ペニーが気を立てて吠えるといった展開を避けたく、ペニーには別室に移動してもらい、居間をオリーブに開放した。
で、消灯してドアを閉め、どうなることかと思っていたら、5分ほどしてオリーブが吠え始めた。爆音ワンワンではないが、夜中には避けたい現象。
わたしたちの寝室のドアを開けたところ、オリーブが入ってきてベッドの足元で丸くなった。
普段そういうふうにしてるんだね・・・
と納得したんだが、そのあとがちょっといけなかった。
彼女は1時間ほどしてムックリと起き上がり、居間に去って行って自分のベッドに横になり、またしばらくして戻ってくるを朝まで繰り返していた。
オリーブは起き上がるたび耳をバタバタッとやるので、わたしはその音に起きてしまい、しっかり睡眠不足になった。
教訓:他人に預けるワンコは、クレートで寝る訓練ができていると迷惑をかけにくい。
こんな感じですかね。
うちは保護犬の一時預かりから始まったので、クレート使用が基本だった。別の預かりボランティア宅に移ったり、お試し生活に行ったりという環境変化のなか、事故防止のためクレートが必須だったから。
でもそうじゃない飼い主さんはいくらでもいるよね(欧米ではそういう印象)。飼い方は環境やワンコの性格しだいで好きにすればいいんだけど、他家に預けるときはどうかね・・・という話。
そんな感じでガンバった最初の朝、一発目のイベントはこれでした。
こうなったのにはちゃんとワケがあって、ワンコの生きる道というのもなかなか大変なのであります。
続きはいずれまた。
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