いつものマーケットには魚屋のトラックも来ていて、ベルギー人は肉ばっかり食べるのかと思ってたけどトトも口にするんやね。
日本の魚屋には切り身が並ぶことが多いが、こっちの魚屋は丸ごとごろりで売ることが普通のような気がする。
そのため拙者、魚のさばきかた指南本を日本から持ち帰り、出刃包丁も買って態勢を整えたものの、ようわからん魚が並ぶこっちの店は敷居が高く、寄り付くことがなかった。
妻が「なんか魚食べたい!やってみよう!」といって買い物を始めるのを見て、よっしゃやってみっかと腹をくくる。
これは魚屋で切り身にしてくれたサーモンのアルミホイル包み焼き。
料理というレヴェルではなく、ただ加熱しただけのものだが、腰の強いマッシュルームと相まって大変おいしゅうございました。
袋か取り出すなり絶句してしまったのがこちら。
西洋ではデビルフィッシュなどと呼ばれ、魚類というよりは化け物あつかいされることの多いタコさん。わたしはタコ大好きだが、内臓まるごと入った「ごろり」に触るのは初めてで、正直なとこキモチワルー。その気持ち悪さを放置するとやがて吐き気がこみあげてきそうな勢いだったため、急いで行動を起こす。
なぜか指南本の存在を忘れており、慌てて YouTube で「マダコのさばき方」を見つけるも、撮影が下手くそなせいで肝心な部分がよくわからず、もーえーわやったるわ!な気持ちで包丁を手にした。
なんとか綺麗にできました。
目指すのは茹でダコ。お茶っ葉を煮た湯につけるとタコの色がきれいに出るなんてことを初めて知り、やってみる。
いきなり放り込むのではなく、足先から何度も出し入れしながら徐々に漬けていくと、きれいにくるりんしてくれる。
失敗したのは茹で時間。YouTube のお手本では「5分」だったのを、うちのタコは小さくて脚も細いからもっと短くていいやといって3分半で上げたせいで芯が生っぽく、追い茹ですることに。
化け物の初さばき、かくのごとくドタバタしつつも、ちゃんと普通に美味かった。
また今度買ってきて、炊き込みご飯とかやってみたい。
タコ焼もやってみたいが、あいにくうちにはタコ焼器がない。
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