Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまブリュッセル(ベルギー)

肩にミツバチを飼う研究者

みなさん、アメリカがマツダを認めましたよー。

コンシュマーリポートという権威ある情報誌が発表した「最良のクルマをつくるブランド」ランキングの2021年版で、マツダが初めての首位に立ちました。ブラボー。4月の話だけどね。

このランキングは、各社から発売されているモデルの走行テストを継続的に行うことで信頼性安全性を評価するほか、オーナーが将来同じモデルを買いたいかどうかなどのポイントを総合したもの。

マツダ人気、ドイツでは個人的な印象にすぎなかったが、アメリカでは良さがしっかりと数値化されている。

 

ちなみに2位以下は以下のとおり。

 2位 BMW

 3位 スバル

 4位 ポルシェ

 5位 ホンダ

 6位 レクサス

 7位 トヨタ

 8位 クライスラー

 9位 ビュイック

 10位 ヒュンダイ

3位のスバルも大健闘でうれしいなあ。

それはさておき、ひとつ思うことは、日本でのマツダはアメリカほどには高く評価されておらず、それは過去の(とっくに過去の)壊れやすいといったイメージに引きずられているところが多いからだと思うが、今こうして海外での高評価が聞こえてくるにつれ、マツダへの日本人の目線も変わりつつあると思う。

 

話は突然かわるが、わたしは入れ墨が苦手で、とくにヤクザを想起させる倶利伽羅紋々系を見ると神経がざわついて気分がよろしくない。

これはもう脳に刷りこまれたものだからしょうがないと思っているのだが、それ以外の入れ墨、世界ではタトゥーと呼ばれているものにはさほどに抵抗がない。

いや元々は抵抗あったんだが、海外に長く暮らすうち、身の回りにあふれるタトゥーに慣れちゃった。ヤクザやマフィアとは無関係に、ごくふつうの男女がアクセサリー感覚でタトゥーを入れており、こないだドイツのある街では、純白のウェディングドレスに身をつつんだ新婦が肩から手首までみっちりタトゥーしているのを見ても驚かなかった(5枚目の写真みたいな感じ)。

そんなふうに外国ズレしちゃったわたしの感覚は日本では通用しないだろう。まだまだタトゥーへの抵抗は強いと思う。

じっさい日本でタトゥー入れてるのはちょっとイカツイ感じの兄ちゃんが多く、これ見よがしな態度でとんがってたりして、その行動原理は倶利伽羅紋々でコワモテするヤクザさんと同じに見え、善良なる市民のみなさんは電車に乗り合わせたりしたときはそこはかとなく恐怖しているだろう。

でも、それだからといって私たちはタトゥーを社会から排除しきれるだろうか。

具体的には、海水浴場やプールや温泉やサウナへの入場禁止を続けられるだろうか(ごく一部に例外あり)

いやいや墨なんぞ入れてるのはどのみちロクなもんじゃねえ、排除されたからって自業自得だろうという意見は多いだろう。

 

だとすれば、わたしたちはこういうひとにどんな目線を送ればいいのだろう。

長谷川のんのさんは、国際的に評価の高い沖縄科学技術大学院大学の博士課程で、ミツバチの研究をしている。

ミツバチは地球規模で激減しており、このまま放置しておけば世界的な食糧危機を引き起こすおそれがある。

激減の原因は、農薬・気候変動など様々な要因のからみあいと考えられるなか、長谷川さんは寄生虫と病原菌に的をしぼって調査を進めている。

その肩には彼女が愛してやまないミツバチのタトゥーが入っている(記事の最後の写真)。そのほか花やらワイングラスやら、いくつか入っている。

カナダの大学に在学中に、むこうの常識に染まって入れたものかもしれないが、日本に帰ってきた長谷川さんは新聞の取材にも臆するところなくタトゥー入りの腕をにゅっと見せている。メイクや髪型と同じく、それが彼女の自己表現なのだろう。

こういうひとは今後だんだんと増えていくだろう。それでもわたしたちはタトゥーを社会から排除し続けるのかと考えるのである。

コロナが終われば体のあちこちにタトゥーを入れたインバウンド客がどんどん入ってくる。外国人は大歓迎だが墨のあるひとは・・・という都合のよい区別をいつまでするのか。

事は容易ではない。タトゥーはよくても倶利伽羅紋々はだめというダブルスタンダードは通用しないから、もしも入場制限を解くのであればヤクザっぽいアレに目をつぶるしかなく、個人的にはちょっとしたハードルです。

それでも変わらずにいられないのが時の流れというもので、アメリカから聞こえてくる「マツダはいい」と同じように「入れ墨はふつう」という国際的な価値観が日本人の感じ方を変えていくだろう。

わたしはここで温泉やプールでの入れ墨大歓迎!といっているわけではなく、社会は常に変化しており、そのきっかけが海外からやってくることが多いという既知の見解を述べているに過ぎない。

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「あたしはどっちでもいいと思う」

それはともかく、長谷川のんのさんのミツバチ研究の進展を心から応援している。ミツバチは人類にとって言葉では表せないくらい大切だから。

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