ベルギーにあるアメリカ空軍の基地へ行ってきた。
戦闘機の操縦を教わるためじゃなく日用品の買い出しに。
基地はブリュッセルからクルマで1時間ほどのモノスゴイ田舎にあり、そこまでのんびりドライブ。
たっぷり1週間、雨がちの日が続いたから、太陽がうれしい。
風力発電のプロペラが多いのはドイツもそうだったが、けっこう盛んなんだろうか。
てなこと言いながら走っていたら、いきなり前方で離陸するジェット戦闘機!
ではなくて古い機体でつくった表札みたいなものやな、空軍基地なので。
で、この基地には妻の上司が言うところの「世界一おそいバーガーキング」がある。注文品が出てくるまでやたらに時間がかかるという意味。
妻「へえ~、そうすると15分もかかるとか?」
上「20分は最低見とかないとね」
到着したわたしたちはちょうど昼時ということもあり、さっそく注文。
レシート持って席に陣取り、さあーて腰据えて待たせてもらうかあと言ってたら、5分もしないうちにお呼びがかかった。
揚げたてポテトと温かいバーガーがスパッと出てきて、「世界一」の称号もかたなし。
20分待たされた上司どのはよほど運が悪かったか、店員さんに嫌われでもしたのかもしれない。
ところでわたしはバーガーにくわしくないのだが、バーガーキングってヘルシー系の店なの? パテがわりとパサつく感じで、ねっとり系が好きなひとにとってはちょっとアレなのかなあと思った。
当方にとっては、噛みしめると肉の味がして美味しかったけど。
メイン行事の買い出しに励む。
基地の売店(PXとかコミサリーとか呼ばれる)は、もともとは軍人さん用だが、各国に駐在する政府職員にも利用が許されていて、これはすごく助かる。
世界中にある売店の規模は大小様々だが、ここのはめちゃでかくて驚いた。アメリカの普通のスーパーみたい。
もちろん品揃えもアメリカン一色。
米国在住の方ならアハハとお笑いになるに違いない風景。
おそらくアメリカは、海外勤務する自国民になるべく本国と変わらない暮らしをさせることに、他のどの国よりも熱心だと思う。
転勤者用住宅を本国仕様で建設したり、既存の住宅には大きな冷蔵庫・食洗器・ダブルシンクといったアメリカ人にとっての快適かつ最低限の設備をつけることが珍しくない。
政府のうちでも海外派遣の人数と予算規模の点で群を抜いているのが軍隊であり、こうした巨大スーパーが成立し、他省庁の連中がおこぼれにあずかるというわけ。
その意味でも米軍、世界最強です。
で、わたしもこのアメリカンな品々を見て心がやわらぎ、どんどん手が出る。
純ジャパのくせして10年以上もアメリカで暮らすとこうやって毒される慣れてしまうんやねえ。
世界一おそいバーガーキングのネタはのがしたけど、とっても楽しいお出かけになりました。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。