日々ほんのすこーしずつしか変わらないものって、変化に気づかずにいることが多いよね。
2週間ほど快晴の日が続いたあと、久しぶりに雨になった。
雨といえば、ペニーにとって鬼や借金取りに並ぶ不得意科目。やれやれ今日はお仕事してくれるだろうかと思いながら散歩に出たところ・・・
以前なら建物から出た瞬間にフリーズし、ときには座り込むこともあったペニーが、すたすた歩きまわり、とっとと用を済ませていく。
ちなみに彼女はおしっこを何回にも分けてする習慣があり、少なくとも3~4回はしないとタンクがエンプティーにならないのだが、それも順調にこなしていく。
目を見張るような成長ぶりにおじさんちょっと感動しちゃったわけだが、ペニーと暮らし始めてからの1年を振り返れば、少しずつこういうふうになってきた軌跡を思い起こすことができる。
雨嫌いの彼女は野犬だったとき、濡れないところに退避してじっとガマンの子だったにちがいない。それから飼い主に強制連行されるようになり、どうせだったら「しちゃおっか」と考えるようになったことだろう。
最初のころ、おしっこだけは出るようになってもうんちのハードルは高かったのが、今では3回程度のおしっこと合わせてちゃっちゃと済ませ、「早く帰ろ」みたいな顔をしてくる。
まことに合理的で、飼い主としてはたいへん助かる。
どう助かるのかというと、雨だからといってペニーがお仕事しやすそうな場所を求めてキョロつく必要がなく、景色を楽しむ余裕すら出てくるのだ。
どうせ出かけるのなら単なる排泄補助ではなくクリエーチブな側面があったほうがいい。
だよねペニー?
近頃ではカッパの要らない程度の雨だったら、普段と変わらぬ様子で歩くようになった。一人前、いや一犬前。
ところでピンク色の花のむこうには、わっかりやすく中世風の建物があり、とても興味をひかれている。
内部に侵入したらきっと面白かんべえと思っているのだが、コロナだからどうなのか。
じわじわ攻めるぞー。
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