Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

生ゴミ捨てられない?!

ブリュッセルに着いて最初に渡された書類のなかに、ゴミの分類表が入っていた。

家庭ゴミは5色の袋を使い分けて出すのがルールらしい。

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9年前に旅行で来たとき、ホテルでのゴミの分別の細かさが印象に残ったものだが、住むとなればいっそう細かいルールに従うことになるのだろう。

表を見て驚いたのは、生ごみのこと。

野菜クズや茶殻などはオレンジ色の袋で出しなさいというのだが・・・

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卵の殻と骨類はそれに含めちゃいかんというのは、いったいどうしたことか。

たとえばコンポストをつくるとき、魚や肉の骨は分解されにくいから入れるなという話を聞いたことがあるが、そういう関係?

理由はさておき、卵の殻と骨の行先が分類表に明記されていないことにいささか当惑している。

残すな食べろってこと?

ゴミ処理は奥深い。

 

公園を歩いていると、トラックが静々と入場してきて、ゴミを集めていくことがある。

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とくに月曜の朝は、週末に市民の皆さまが盛大に飲み食いした結果、ゴミ箱が溢れかえっており、しかもここでは分別の仕組みがなくゴタまぜだから、収集後に分別するのだとすれば、それはけっこうたいへんだと思う。

見たところ収集作業員の多くは東欧系の顔立ちをしている。

この国で働き、税金を納めているひとたちをいちいち「移民」呼ばわりして、生まれながらの「ベルギー人」と区別することは控えるべきだが、こうした移民による低賃金労働が社会を支えていることを忘れないため、あえて言及している。

 

で、ゴミの分別は誰がしているのか。

回収する作業員とは別のひとたちかもしれないが、それは作業員の妻やおっかさんかもしれない。

あるいはもっと低賃金の移民、たとえばアフリカ系のひとたちとか。

こうした社会構造がケシカランとかいう短絡的な正義をふりかざすつもりはなく、ただ自分自身が差別の対象になりやすいアジア人として、諸国の “人間地図” に目がいくことが多いというだけ。

ブリュッセルで卵の殻と骨はどう処理したらいいのか、ご存じの方がおられたら教えてちょうだいね。

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