Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

妻を残してホーローの旅

ちょっと激しめの運動をすると心拍数が跳ね上がる妻は、心臓が弱点だと思っている。

それにくわえて不整脈が出ることがあり、チェックしてもらうことにした。

母校ジョージタウン大学の病院で妻を下し、コロナゆえ同伴を許されないわたしはペニーを連れて放浪の旅に出た。

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とかいって大学周辺の住宅街をうろついていただけだが、途中からとんでもない山道になった。

急な坂など平気なペニーに引っ張られ、心拍数を上げながら登っていく。

遊歩道はフェンスに突き当たり、そこから先は広々とした墓地になっていた。

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佇まいからして古い時代のものと思われる。ワシントンDCを一望する丘の頂上に葬られたのはどんなひとたちだろう。

こんな気持ちのいい墓地で眠りたいと思うひとは多いだろうが、ここはDCでも一等地で、「土一升、金一升」みたいな区域だから難しいだろう。というかお墓はもう増やさないようにしているかもしれない・・・

などと自分とは無関係なことを考えながら(←墓には入らない派なので)、それでも自分は骨になってこの地上のどこに帰っていくのだろうと思ってみたりする。

ペニーはどこがいい?

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まだ早いってば

どうでもいい話だが、この森はフランス大使館の裏の森までつながっており、その先にはドイツ大使館もあり、なかなかぷれすてぃーじな町内であるからして、運が良ければ大使殿の散歩に出くわす可能性ゼロとはいえない。

だがわたしは誰とも会うことなく丘を下りてきた。

車道にもどる直前に花が咲いていた。

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水仙(だよね?)なんて久しぶりで、ちょっと嬉しい。バングラにはなかったからなあ。

下のやつは画像検索によればツルニチニチソウといういうらしいが、ペニーは紫色の花を見ると食べたがるので、近くへ寄せなかった。

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長い散歩からクルマにもどって間もなく、妻から診察終了との知らせあって迎えに。

不整脈は再検査(時間かけて記録するやつ)になったが、ひとつだけ朗報が。

運動するとすると心拍数が跳ね上がるのはまったく病的なことじゃないから気にすんなと言われたとか。

病気がらみで脈拍暴走するときはちゃんと症状が出るらしい。

それを聞いていくらか元気になった妻、こないだ行った韓国スーパーでわたしが買い忘れたおたふくソースをDC市内の日本食スーパーで買っていこう!と提案してくれ、そのおかげで昼食はお好み焼きになった。

キャベツ入れすぎでうまく固まらず、おブスなお好み焼きになったため写真なし。

いやだけど「キャベツ焼き」と思えばかなりうまかったぜ。

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