「京の着だおれ、大阪の食いだおれ」ってのは着物や食い物にお金を使いすぎて身上(しんしょう)を潰すという意味だが、ペニーは他人の財布でお着物を買っているから、どれだけ買い込んでも痛くも痒くもない。
それが証拠に、ペニーは厳寒の国バーモントでも防寒具を買ってもらっていた。
うちから送り出すとき一着持たせたやつではとても足りないとCさんは考えたのだろう、ダウンジャケットぽいヘヴィーデューティーなものを用意してくれた。
そう言ってくれればなんぼでも送ったのにと恐縮するほかない。
ただしCさんが買ってくれたやつはハードな使い方をした結果、汚れや破れが目立っていたので、また新調した。
もう、なんと可愛らしいことでしょ。
毛の薄いお腹の側がダウンジャケットふうになっていて暖かそうだが、ペニーの胴回りにはちょっとオーバーサイズのためスカスカしている。
胴にぴったりのやつは長さが足りず、あらためてこの子の胴長ぶりが確認されてしまう展開。
いつかぴったりのやつ見つけてあげるからね!
今回、ジャケットをふくめたいろんなものをホームセンターの Target やアマゾンに注文したところ、取り扱いに苦慮する問題が持ち上がった。
運送業者はマンションの宅配ボックスに納めた状態で証拠写真を撮って送ってきたのだが、そのボックスへ取りにいったら空っぽだったのだ。
このばあい送り主は、運送業者から「ちゃんと配達した」という証拠を受け取っているから、容易なことでは再送や払い戻しには応じないだろう。
それではマンションの管理業者はどうかといえば、住人が宅配ボックスを開ける前に受け取りのサインをさせる手順になっており、たとえボックスが空だったとしても、形式上はマンションが責めを負わなくてもいいようになっている。
現状、関係者のすべてが荷物の紛失について「俺の責任じゃねえ」と主張できる状態で、このままではわたしたちが損をしてオワリということになる。
この件、紛失した箱には一番急ぎで欲しかったものが入っており、その意味でもガッカリしている。
くさくさしたときはお散歩に出かけよう。
ペニーがひなたぼっこ好きということが判明し、わたしたちも暖かいところがいいので、ビルの影にならない広大な駐車場なんかが恰好の散歩コースになる。
アメリカはポンコツ人間が多いけど、スペースに余裕があるのは有難いわ~って慰めになってない。
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