Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

謎の屋上ヘリポート

高層階からの眺めなんてタワマン住みの自慢ネタにすぎないなんて本当は羨ましいくせに小馬鹿にしたんだが、面白い発見があった。

ちなみにこれ、3500円の価値はねえと批判した和の朝食なんだけど、出てきたものは悪くなかった。足りなかったのはボリューム感とグレード感。

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てなことを言いながら朝食をいただくラウンジは西向きになっていて、運が良ければ富士山が見える。

わたしたちは運も性格も悪いせいかなかなかお目にかかることができず、4日目にしてようやく富士山を拝むことができた。

で、この朝いちばん目を引いたのは富士山ではなく、矢印で示したビルディングだった。

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なんの変哲もない白いビルだが、ここに向かって盛んにヘリコプターが飛んでくるのだ。

見ているとヘリはビルの屋上に着陸し、数分後には飛び立っていく。

「あそこ、世田谷のどこかだよね?基本は住宅街なのに、ヘリポートつきのビルってなんなの?」

ユニクロの柳井さんみたいな富豪が通勤に使ってるんだったら面白いとか言いながら見ていたら、わずか10分後に別のヘリが来て着陸するじゃないか。

となればちょっと様子が変わってくる。いったい何が?と地図でググってみたら、くだんのビルが自衛隊の病院であることがわかった。

あの場所には陸上自衛隊の三宿(みしゅく)駐屯地というのがあり、その敷地内に自衛隊中央病院がある。

どうやらヘリコプターは、急患を搬送してきているらしい。

すべての患者を自衛隊中央病院で診るわけではなく、救急車に載せ替えて近隣の専門性の高い病院へ搬送しているのかもしれない。

たとえば千葉県で重篤な患者が出て、都内の病院で緊急手術するようなとき、ヘリで搬送するのが一番早いわけで。

24時間利用可能なヘリポートのある病院(たとえば東京医科歯科大学の附属病院)はそう多くなく、この自衛隊病院は貴重な存在なんだろう・・・

なんてことを考える機会が35階からの景色にはあった。

文字通り広い視野でものを見ることは大事だね。

ただし住む気にはならない。

あたしゃ地べたに近いところが好きで、せいぜい5階が限度でありんす。

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