コロナに対応してなんとかビジネスを続けようという企業のがんばりを目の当たりにして、ほろりとなった。
とりあえずドバイ空港を出発。
午前0時すぎ、エミレーツ航空のチェックインカウンターでコロナ陰性証明を見せると同時に、日本政府のオンライン質問票にスマホで回答(日本着後にやってもいいが、それをやっているうちに空港でのPCR検査の順番が遅くなってしまう)。
質問内容はおめーどこに滞在してたんだ?体調どや?日本ではどこに滞在するんや?的な内容で、淡々と答えていく。
終了すると以下のようなQRコードが表示されるので、スクリーンショットを撮っておこう。コードは日本で見せるものだが、ブラウザ上でいったん消えると再現できないので、写真にしておくべし。
これやりながら思ったんだけど、スクショとかそういうのがわからない高齢者はほんとに往生するだろうな。すべて紙でやれるようになってはいるだろうが、どえらい時間がかかって疲労蓄積まちがいなし。
17時すぎ、成田空港着。
すぐに係員にQRコードを提示して、PCR検査場へ進む。
そこから先は去年11月の羽田と同じことだと思うが、面白かったのは唾液採取後の結果待ちタイム。
通路の壁向きに番号札つきのパイプ椅子が並んでおり、指定された番号に座る。背後にもう一列あって、ケータイで大声出されたりするとちょっと気になる(笑)
通路の反対側にも同様に2列あり、みんな壁向きにおとなしくしてるのはかなり珍妙な風景。わたしたちがいた時間帯には合計40~50人もいただろうか。
結果が出るまで1時間半といわれたが、実際には1時間ほどだった。こういうのは長めに言っておくとあとで文句が出にくいっていうやつかな。
で、まあまあドキドキしながら結果を待っていたんだが、ふたりとも陰性と判明してホッ。
検査終了後の動きは前回の羽田とは少し違う。羽田からは検疫所が運行する無料シャトルバスで空港周辺のホテルへ行き、翌朝コロナ対応ハイヤーで都内のレンタカーへ移動した。
成田でも同じパターンが可能だが、今回わたしたちは少しでも早く東京へ行っておこうと考え、ご存知エアポートリムジン運営の入国者専用バス(@4000円)で赤坂へ向かった。
入国者専用バスは現時点では成田空港発10時、18時、21時の3便しかなく、それならけっこう混んでるのかと思ったら・・・
21時発のこの便の乗客はわたしたちふたりのみ。高速代だけで6000~7000円かかるはずだが、いったいどうするんだろうと心配になる。
路線ビジネスは混み合う時間帯もそうでない時間帯もあっての商売であり、この便だけを見て心配するのは無意味だが、激動のコロナ経済のなかでバス屋さんはどれくらい流れを引き寄せているのかと、やっぱり心配になってしまう。
ところでこのバスは現状、赤坂エリアで6軒、新宿エリアで7軒のホテルをめぐるもので、ホテルにより到着時間がけっこうずれる。
成田空港21時発のばあい、
最初のホテル(ホテルオークラ)22時30分着。
最後のホテル(ヒルトン東京)23時50分着。
1時間20分の差は、特にさっさとベッドに入りたい時間帯においてはインパクトでかく、わたしたちは5番目に停車する赤坂エクセルホテル東急を選んでおいた。
結果的にはこのホテルへの直行だったけど。
エクセル東急では帰国者・入国者を受け入れており、わたしたちのように1泊のみであっても2週間の自主隔離であっても、同一階に収容(笑)することから、部屋の種類については必ずしも希望どおりにはならないらしい。でも、そういうところでゴネたりしないようにしたいもんだね。
宿泊階でエレベーターを降りた瞬間、これがあった。
タオルやアメニティ類が不足したとき、人を呼ぶのではなく自分で取りに来る仕組み。
このほか、滞在中に出るゴミはコンビニ袋に入れてドア外に出すなど、従業員と客との接触を極力おさえる工夫がされている。
こういうことをいろいろ考えて、必死にコロナ時代を生き抜こうとしている。
館内の飲食店の早仕舞いや閉店によりホテルの経営状態は厳しいに違いないが、どうか頑張ってほしい。
積み上げられたタオルを見て、ちょっとほろりとしてしまった。
夜遅く、唯一営業していたセブンイレブンで夕飯ゲット。
けんちん蕎麦、店でチンしてもらってからシャワー浴びてたら、麺が伸び伸びになっててワロタ。
日本にはこういう手軽な食事があるからいい。
いろいろ食うでえ~ってか夫婦してちょい太ってしまったので、これから2週間の自己隔離中は糖分控えめで行きますけど。
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