ダッカで乗っていたクルマについて、ここまで車種のわからない写真ばかり載せてきたのは、現地のよからぬ連中の餌食になるリスクを避けるため(外国人を狙うテロリストは、あらゆる情報源からターゲットの行動パターンをさぐる)だったんだけど、なんか勿体つけているようで気持ち悪かった。
だからといってここで公表してもなーんも意味なくて笑っちゃんだけど日産ラフェスタという。
かわいいっしょ?日本でもよく売れたクルマで、小ぶりなボディーのくせに最大7人乗れて、ふだんは荷物をたくさん積めて重宝しました。
2008年製で、中古車としてバングラデシュへ輸入されたのが2015年ころ。走行距離は、先月わたしたちが手放した時点で7万キロちょいだったから、途上国で活躍するクルマとしてはまだまだ若い。駐在員のなかには95年製のトヨタなんてひとがザラだから。
ラフェスタくん、今日もほこりっぽいダッカの道路をがんばって走っているのだろうか。ドライバーPさんは元気だろうか。
今回の一時帰国で、赤坂のホテルから杉並のレンタカー屋までの移動で使ったのがコロナ対応のハイヤー。
前回、羽田空港から乗ったのと同じ会社に依頼した。イケダハイヤーといい、「帰国者限定プラン」として羽田・成田の送迎をしているが、尋ねてみたところ、空港以外の2点間移動でも対応してくれることがわかった。
今回のような赤坂 → 荻窪のようなケースは「都内移動の最低料金」である税込み13,200円が適用される。首都高速の料金込みってのがちょいありがたい。
なんと前回と同じ運転手さんが担当となり、目的地は何のヘンテツもない住宅街だったのだが、「ここ、覚えてます!」といってマスク顔のわたしたちのことも思い出してくれた。
お世話になりました。
で、荻窪の住宅街にあるスマイルレンタカーという格安レンタカー屋さんは、一時帰国者が長期で借りるのに最適で、うちは2010年から繰り返し利用させてもらっている。
車両のグレードはいろいろあるが、うちは「コンパクトバリュー」ってのが専門。走行距離が長く、小傷が目立つ車体だから一段と格安で、見栄を張ろうと思わなければリーズナブル。
ETC装置(カードは自前)とナビつきで1ヶ月のレンタル料金49,800円。そこに免責保証と消費税がついて65,670円というのが今回のご会計(以上は荻窪の本社で貸し出す場合の料金で、成田空港での貸し出しには確か13,000円ほど追加される)。
この格安レンタ、過去に一回だけ高速でハンドルを取られる(タイヤまわりのバランス不良というよくある)トラブルがあり、翌日に車両を入れ替えてもらったことがあるが、それ以外は問題なく走ってくれた。
「バリュー」グレードのばあい車種指定ができず、今回あてがわれたのは日産(またかよ)マーチという、軽自動車すれすれのチビカー。
大型スーツケース4個が積めるか少し不安だったが、後席を倒したら難なく納まり、さらにリュックサック2個、中型の段ボール箱3個をぺろりと飲み込んでくれた。
今はいつでこで大雪に見舞われるかわからず、できればスタッドレスタイヤ装着車にしたかったが、格安レンタ会社ということで数が限られており(タイヤのみ交換はしてくれない)、自前でタイヤチェーンを用意することになった。
金属ではなく布製の滑り止めをスマイルレンタカーへ届け、預ってもらっていた。
オートソックというこの製品、滑り止めの能力は通常のチェーンと大差なく、装着が簡単と評判だが、幸か不幸かわたしはまだ使用に至っていない。
布製とあって耐久性が低いから、複数シーズンにわたりガンガン使うのではなく、あくまで緊急避難的な使い方と心得ておきたい。
いろんなクルマに乗ってきたわけだが、つい3ヶ月前まではアメリカでスバルを運転しており、来月にはまたそこへ戻っていく。
さらに5月にはベルギーへ渡り、別のクルマに乗ることになるのかもしれない。スバルを輸出するかどうかまだ決めていないので。
いずれにしても気ぜわしい暮らしよのぉ。
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