11月の一時帰国でびっくりしたのが首都高だった。
浦島太郎のわたしのなかで首都高の料金は600円だったのが、いきなり1320円もとられて軽くパニクった。
理由はETC(料金自動支払い機)を使えなかったこと。レンタカーにETCの装置はついていたが、そこに挿し込むカードがないせいで現金払いになってしまった。
首都高はETCを普及させるため現金払いの料金を吊り上げており、一律1320円取られてしまうことをググって知った。
ETCを使えば距離に応じて最低300円からというリーズナブルな料金体系なのにくらべ、現金払いのぼったくられ具合は虐待レベル。
わたしたちの利用ルートは比較的短く(用賀 → 目黒)、もしもETCを使っていれば710円で済んだ。
ETCがあれば東名など高速道路でも割引になることは知っているから、抜け目なく旅の荷物にカードを入れておいたつもりだったのが、なぜか見つからず、こんなことになってしまった。
クルマにはお金がかかりますね。
きのうびっくりしたのは、売却が決まったばかりのクルマが死んだこと。
朝、妻が勤務先のセキュリティゲートに到着して車体チェックのためエンジンを止めたところ、それっきりかからなくなってしまった。
セルモーターが回らない。
警備員のみなさんに押してもらって敷地に入ることができたのは不幸中の幸い。
運転手Pさんが修理工場のひとを呼んできて修理が始まった。ひとまず裏ワザ的にセルモーターを回してエンジンをかけ、工場まで移動。
残念ながらうちのクルマはバングラではそう多くない車種のため、部品交換ができず、ばらしてチマチマ修理することになった。
作業はまる2日かかった。
ついでにエンジンオイルやエアフィルターなど、交換時期の来た消耗品を取り換えてもらった。
請求書を見てしみじみ思ったことがある。
消耗品の値段が1万2650タカ(1万5000円)。
まる二日がかりの労賃が3600タカ(4320円)。
日本だったら労賃2~3万円でも驚かないところだが、バングラデシュは人件費がとにかく安い。
一方で、こうしたクルマの維持費はバングラデシュ人にとってどれほどの額なのか。
今回の修理代(税込2万1000千円あまり)は、運転手Pさんの月給の85%に相当する。
バングラデシュの庶民がクルマを持てるようになるには、あと何年かかるのだろう。
今回の故障、安く売った直後にコレカヨーとも思ったが、買ったほうの立場だったらさぞかしがっかりするにちがいなく、その意味ではいいタイミングだった。
と思うしかないよね?
😂
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。