実家で民泊やってみよっかなプロジェクトにちょっとした逆風が吹いている。
この家は、10年ほど前に建て直したもので、独居老人だった母親が安楽かつ安全に暮らすための仕掛けを満載した。
母の寝室(専用トイレつき)を1階に置き、ドア一枚で出られる居間からキッチン・家事室・風呂場まで床暖房が入っており、からだへの負担が少ない。
直火を使わなくて済むよう台所はIHコンロ、給湯にはエコキュートを入れた。
これらの装置のすべてが実にゴキゲンに機能してくれたのだが、このたびエコキュートが問題になった。
4~5人家族の使用量に合わせて入れたシステムのため、一棟貸しの民泊で最大7~8人収容となれば、湯量がてんで足らなくなるのだ。
エコキュートは深夜に沸かした湯を溜めておいて使うものなので、いったん湯切れを起こすと沸かし直しに30分以上かかり、宿泊施設としては許されない機能不足・・・
という予感があったので、設備屋さんに来てもらって相談したところ、「おっしゃる通りっすね」という反応。
現実的なのは石油ボイラーを入れて「その都度給湯」方式にすることだというので、うちでそれができるかどうか見てもらった。
この壁の向こうにあるエコキュートのシステムを取り外してボイラーに置き換えるのは無理なくできるもよう。あとはボイラーの排気パイプを外へ出すため、壁に穴を開けるという。
それくらいで済むんならお安いもんで・・・
と喜んだのも束の間、費用のほうはそんなにお安くないことが判明した。
ちゃんと見積もってみなくちゃわからんが、ざっくりいって60万円だという。
うわあ。
この瞬間、最低限で済ませたいと思っていた開業費用が2倍に。
2倍で済むんだったらまだしも、どしろうとのわたしが気づいていない出費がドカンと発生して3倍に跳ね上がる可能性もある。
ビジネスってほんとに大変っすね。
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