ふたりぶん200万円ものチケットを買って世界一周ビジネスクラスの旅しようとか思ってるわけじゃない。いまどきお金があってもそんなアホなことするやついるとも思えないし・・・
★以下、値段の表記はすべてふたりぶん
この驚愕すべき金額は、
ワシントンDC-東京-バンコク-ダッカ
のエコノミークラスを買おうとしたら出てきた値段。
過去にこのルートを買ったことがないから確定的なことはいえないが、どれほど高い季節でもせいぜいこの半額だろう。
むしろ、今はコロナの影響で多くの路線が割安になっている。現に上記のルートのうち
ワシントンDC-東京-バンコク
をANAのサイトでチェックしたところ、28万円にすぎなかった。普段この金額では東京までも行けないことがあるから、かなりの割引だ。
残念ながら最後の区間 バンコク-ダッカ の値段は、タイ国際航空便になるせいか、オンラインでは確認不可だったので、ANAへ電話してみた。
そこで出てきたのが合計で200万円という驚愕の数字だった。
バンコク-ダッカ、2時間のフライトの片道料金が130万円あまりするわけだ。
以前は高くても往復10万円だったのに。
しばし絶句したあと、わたしはかすれ気味の声で尋ねてみた。
あのど・・・どしてそんなに高いんでしょう・・・?
「片道割引が設定されているチケットとそうでないチケット」があるからといった説明だったと思うが、ショックのあまりちゃんと頭に入ってこなかった。
片道航空券は往復と比べて割高で、ときに片道のほうが高くなることがあることは知っている。
だけどさ、ふだん10万円で往復できるのが片道130万円ってどうよ?
売るのは勝手だけど、いったい誰が買うのかね。
こんなことは普段は起きないはずで、きっとコロナのせいですべてが大混乱しているのだろう。
さまざまな思いが去来したが、ANAと交渉するような案件ではないので、いったん問い合わせは終了。
たいへん興味深いことに バンコク-ダッカ の片道料金をタイ国際航空のサイトで調べると約2万円。
あれ、130万円じゃなかったの?
ANAを通せば超絶暴騰するチケットが、タイ国際航空から直接買うと屁のような値段。
正常に働く脳みそがあればどっちを買うのが正解かわかるよな?
だけどひとつ問題が。
バンコク-ダッカ便はコロナしだいで突然運休になるリスクが高い。
そうなったときバンコクで先が見えないまま空港難民になるか、タイに入国して2週間隔離されるかしか道がなくなる。
それだったら東京にとどまることを選び、東京-バンコク-ダッカ便をすべてキャンセルすることになるが、そのとき運賃の払い戻しはあるのか。
東京-バンコク はANA便、
バンコク-ダッカ はタイ国際航空便。
後者が運休になったとき、タイ国際航空は払い戻してくれるとしても、ANAは「知らねーよそんなもん」となっても文句は言えない。
今回の旅費、まっすぐダッカへ戻る場合は公費でまかなわれるが、私用で日本へ寄るわたしたちは全額自弁となるため、不慮の事態による損害はなるべく抑えたい。
なんとも先の見えないことである。
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