Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

イヌのう〇ちに八つ当たり

11月、わたしたちがダッカに向けて発つとき、アメリカは前代未聞の大混乱におちいっているかもしれない。

郵便投票は無効だ、11月3日の投票結果がすべてだといって大統領の座に居座ろうとするトランプ VS 民主党陣営。

泥沼の争いが来年に入ってもずっと続く可能性がある。

そういう荒れた空気を長期間吸わずにすむのは精神衛生の点で悪いこっちゃないけれど、実をいえばわたしはすでにかなり心の病み(闇)を感じている。

 

それは近所をちょっと歩くだけでも現れてくる。

たとえば COSTCO のカートが散乱しているのを見たとき。

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この写真は店舗のすぐ前で、路上駐車した客が持ち出したものだろう。店のスタッフがすぐに回収できる距離だから、これはまあいい。

驚かされるのは、ここから数百メートル離れたところにうっちゃられたカートをしばしば見かけること。

自分さえよければいいという人間やね。

 

手前勝手なやつは、イヌの飼い主にもいる。

芝生に山盛りになった糞を見ることが少なくない。

誰しも袋を忘れて散歩に出てしまうことはあるが、それはあまり言い訳にならない。

この界隈では無料の「落とし物袋」とゴミ箱がセットになったスタンドがあちこちに立っており、ちょっと回り道して袋をもらってくるくらい誰にでもできる。

それもせずに糞を放置するやつも、自分さえよければいい人間だ。

 

以前のわたしはこうした光景を目にするたび、アメリカはお行儀の悪い人が多いから・・・と思うだけだったのが、近ごろは違う。

自分は大丈夫だからマスクをしないだの、アメリカ人には商売をする自由があるのだから店を開くだのといって、他人の安全について考えられない愚か者たちと重なってしまうのだ。

そういう連中はだいたいトランプ支持者だとわたしは思っているから、道端に打ち捨てられたカートやイヌの糞を見るたび

「このトランピーが・・・」

と心のなかで毒づいてしまう。

ステレオタイプはよくないとわかっていても八つ当たりを止められない。心の闇がずいぶん広がっていると思う。

これに似たどす黒い感情はトランプ派においても反トランプ派においても深まっているに違いない。

アメリカの分断、けっこう来ちゃったのかな。

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できれば楽しい気持ちで散歩したいね

このあと妻は期日前投票に出かけるといっている。

11月3日の投票日まで待つ理由はなく、安全・確実に一票を投じたいからだ。

どっちに投票するのかって?

公務員は表立って政治的なふるまいをすることが許されていないから明示しないが、配偶者の態度からしておおよその察しはつくんじゃアルマイカ。

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