Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ニセ牛肉への長い道

体重のことは気になるが、だからといって食生活を単調にしてしまっては避難生活がつらくなるばかり。

そこで妻が買ってきたのが冷凍の人造肉。エンドウ豆のたんぱく質やコメ粉などが原料。

牛肉フレーバーの10オンス(283グラム)入りが、通常のアマゾンでは15ドル以上もして、とてもじゃないが手は出ないが、なぜか食品部門の Amazon Fresh では5ドル足らずだったので、試してみることに。

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ひき肉状になっているのをしばらく加熱するだけで、いろんな料理に使えるのだが、今回うちでは手こずった。

本来はバラバラになっているはずの「肉」が、ひとつのカタマリになってこっちんこちん。

ほぐすのに時間かかるわ、時間かけすぎれば固くなったり焦げたりするわで、ちょっとめんどうな思いをした。

 

原因は配達員の怠慢。

配達時間帯に強い雨が降ったため、途中でやる気をなくして引き返してしまったらしい。

「お客様による受け取り拒否のため配達をキャンセルしました」というメッセージがきたので、問い合わせしたところ、マンションの受け付けが無人だったから帰ったとかデタラメを言いやがって。

その時間帯に受け付けスタッフがいたことは確認してあるし、何よりこちらは今や遅しと配達員の位置情報をチェックしていたから、うちへ近づきもしなかったことがわかっている。

インドのコールセンターと話しても埒があかないので、マネージャーにつないでもらい、ふざけんじゃねえという啖呵をめいっぱい上品なことばで伝え善処を求めたところ、翌朝の再配達となった。

 

再配達にあたり心配したのは、冷蔵品・冷凍品が一晩そこらに置きっぱなしになっていたことだった。

雨ぐらいで配達をさぼる不心得者が、ちゃんと売り場にもどすとは思えなかったから。

懸念したとおり、人造肉以外の冷凍品2点も一度は解凍されたと思しき状態で着いた。

日本だったら交換が常識で、話はスパッと通るだろうが、アメリカでは10倍以上のエネルギーが必要だからあきらめた。

 

再解凍を余儀なくされた人造肉だが、風味・食感ともになかなかのもので、わが家ではコスパ合格点となった。

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それにしてもハードシェルのタコスは食いにくい。

シェルが割れないようにたっぷり詰めるなんて無理な話で、いったい誰がこんなもの考えたの?

だからおれはソフトがいいんだとぶつぶつ言っている横で、なぜか妻は大量の具をはさんで楽しそうに食べている。

タコスのことはまあいい。

肉がちょっと余ったから、あとでサンドイッチかなんかにして食べてみようか。

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