ペニーのかかりつけクリニックで、虫下しを処方された。
担当した獣医さんは、ペニーがサウスカロライナから来た保護犬であることを知るなりこういった。
「ぼくは南部出身だからよく知ってるんだけど、あっちから来た子はほぼ間違いなく寄生虫持ちなんすよね」
南部では家庭犬であっても寄生虫の駆除がされていない子が多く、それが散歩中の排泄を通じて地域で共有されやすい。
持っていなくとも、ひとたび保護犬になれば、混み合ったシェルターで他の子の排泄物に触れることで感染しやすいという。
わたしたちが一時預かりしたワンコも大半が南部育ちで、寄生虫持ちが少なくなかった。
ペニーは、ふだんの生産物に寄生虫を見ることはなかったが、中にいるかもしれないからと駆除を勧められ、クスリをもらってきた。
だが粉薬だったので、ペニーが喜んで飲んでくれるという選択肢はすぐに捨て、ダマシの方法を考えた。
缶入りの柔らかいフードに混ぜて出すのが常道だが、そのときわが家には備蓄がなく、買いに行くことはなるべく避けたかったので妻の発案でコレにした。
サバ缶。調べたらワンコに無害のようだったので、試してみることに。
ペニーさんに味見をお願いする。
ここでたいへん積極的な姿勢を見せたペニーさん、差し出すなり瞬殺でサバを仕留めてみせた。
この様子に力を得て、特製ご飯づくり開始。
ふりかけたクスリがけっこう大量なのを見て不安に。ペニーにそっぽを向かれたら高額出費がムダになる。
妻が冷蔵庫からコレを取り出してきた。
ペニーはチーズきち〇いなので、よほどのことがない限り食いつくだろう。
そこにドッグフードを足し、ぐしゃ混ぜに。
こってこてのダマシご飯、ペニーの反応はどうだったでしょうか。
こちらをどうぞ!
【音が出ます】
こんな感じで、怒涛の完食おめでとうございましたあ。
結果はどうだったのかというと、この投薬×3回を2セット行った結果、白い虫さんがコンニチハしながら出てくることはついにありませんでした。
どうやらペニーは最初から「きれいなからだ」だったようで。
なんか、しみじみと嬉しかったりして。
ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。