ペニーの写真は、独立記念日の写真コンテストでけっこう票を集めたようだったが、惜しくも優勝できなかった。
優勝したのは星条旗のかたわらにすっくと背を伸ばして座った大型犬で、衣装や構図に凝らないシンプルな写真ながら、逆にそれが背筋のとおった愛国者という好印象を与えたのかもしれない。
余談ながら、その写真はダッカ居残り組からの出品であり、もしかしたらそれもひとつのポイントだったかも。
アメリカ退避組が「美しい公園でちゃらちゃら遊んでいる」あいだも俺たちはハイリスクなダッカで頑張ってるんだ・・・という気分がこのようなお楽しみイベントのなかにも流れ込んでいるのかもしれず、それはまったく当然のこと。
むしろうっかりペニーなんぞが優勝することにならなくてよかった。
華麗なる職場デビュー(笑)の機会をのがしたペニーだったが、独立記念日当日になって思わぬかたちでワシントンDCエリアのワンコ社交界デビューを果たした。
この地域には wethedogsdc というNPO(SNSで知り合った7人の女性が動物の福祉を目的として運営)があり、独立記念日を祝うペット写真を募集していた。
そこへペニーの写真を送ったところ、動画として投稿された一連の写真の「トリ」を飾ったのがなんとなんとペニーだったのだ。
ペニーの写真になったところで貼り付けられた「タグ」にタッチすると、ペニーのアカウントに飛ぶ。こういうルートから誰かが来てくれれば、わんこのインスタ友達が増えようというものウッシッシ。
ところでペニーのインスタを始めてみて(担当は妻)わかったことは、ペニーという名前が思いのほかポピュラーであること。
大きい子からチビちゃんまで、幅広い犬種で使われており、善兵衛全米にいったいどれほどのペニーがいるのか。
ひとつだけ言えることは、うちの子はおそらくアメリカで一番くさいにおいを嗅がされているペニーだということ。
本日の昼食は、チーズ+納豆+キムチという臭いもの三傑みたいなものを混ぜたご飯だった。
動物福祉の観点から言及しておくが、この状態でペニーは苦痛を感じている様子は一切なく、興味なさげにどんぶりに鼻を向けたあと、テーブルの下で静かにしていた。
ちなみにチーズは死ぬほど好きなので、こちらにシタゴコロがあるときなどに利用させてもらっている。
うちがペニーにとってベストの飼い主という自信は今のところない。
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