事前の予想よりも高市氏は善戦した。全国行脚が奏功したのだろう、選挙の中盤をすぎて急速に党員党友票を集めただけでなく、議員票でもトップに立って決選投票に進んだ。
わたしにとっての高市氏は、自民党のなかでも右翼なひとである。ひとつには男女別姓をはじめとするリベラルな流れに竿を差す方向、もうひとつは外交安全保障における威勢のいい発言。そうしたタカ派の姿勢が国民にウケているのは、社会の右傾化の証拠だと思う。
その点では、アメリカの共和党が宗教系保守派やティーパーティーなどの過激な右派に牛耳られて流動化し、その隙を突いて出てきたトランプが好き勝手をする風景と重ねて見ることができる。
なぜ右傾化するのか。経済成長に乗れず、将来に希望を持てない層が増大しているからか。それは日米まったく同じだものな。
とにかくわたしは高市氏をまったく支持していないし、ああした軽いタカ派が政権を握ったとき、どんな悪い流れが待っているのかと思うと、心穏やかではいられない。
ここまで、総裁選の決選投票の結果が出る前に書いている。高市氏が日本の首相になろうがなるまいが、彼女の浮かび上がり具合は今の日本をよく象徴していると思う。
我が家で心穏やかでなかったのは、コンクリートがぬるぬるして危険だったこと。注意して歩かないと、すっ転んでしまう。去年はそんなことなかったが、やっぱり今年は雨量がずいぶん多いからだろう。
庭師Tさんに高圧水クリーナーでコケを吹き飛ばしてもらった。
長期政権のせいで自民党に溜まったヤヴァイ敢行とか、国民を舐めた体質とか、そういうのをヴわあああああっと吹き飛ばす風は吹かないもんかね。
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