Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ベニヤ板でどーすっかね?

台所がだだっ広い割には作業スペースが不足しているので、アイランドキッチンを自作することになった。こういうシンプルなやつにしようと思っている。

しかも引き出しは省略

のだが、実際にはなかなか難しい。日本だったらホームセンターにひととおりの木材がそろっているが、ラオスではそうはいかないからだ。

さんざん探し回ってようやく見つけたのは、ベニヤ板だけを売る店。長さ2メートルを超える板はうちのクルマには積めないが、カットをしてくれないので、自前の工具で切るしかない。

たまたま買いに来てた外国人

工具はちゃんとしたのを持ってるので切るのは問題ないとしても、ベニア板だけで家具を作る話は聞いたことがない。角材が必要。ところがどこへ行ってもそんなものは売られていない。あるとすれば廃材。太さはまちまち。そもそも長さが足りないうえしっかり歪んおり、およそ家具向きとはいえない。

やっぱりベニヤ板だけで作るしかないのか。仕方なく設計図を引こうとしたが、構造のあらましをフリーハンドで描き始めただけで、かなりシンドイことがわかってきた。

四隅の柱は、2枚のベニヤ板をL字型に組むことでなんとか強度を持たせるとして、そのほかの各部を板だけで組み上げようとすると構造が複雑になり、加工がめんどくさく、そのくせ見た目がよろしくないという結果になりそう。

それ以前にベニヤ板は皮のように薄い板を接着剤で貼り合わせたものだから、ホルムアルデヒドなど化学物質が心配。先進国では使われた化学物質の量によってグレードがつけられているが、この国でホルムアルデヒドとかいってもナニソレ状態、どんなものが売られているのかわかったものじゃない。

日本やアメリカにいたら2~3日でさくっと作れるシンプルな家具。こんなに苦労するんだったら「普通の材料」で設計図を引き、家具工房に持ち込んで作ってもらったほうが効率がいい?

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