庭師Ｔさんのバイクは、前輪がつるっつる。
これではブレーキをかけても止まらないっちゅうか濡れた路面では盛大に転倒するリスクありあり。Ｔさんはそのことを知ってか知らずか、タイヤ交換しようと思ってもお金が足りないのか。
この件を他人事とは思えない部分がある。彼は、庭を整備する資材をうちへ運んでくることが多く、もしもその途中で事故があれば、こちらは使用者責任のようなものを感じてしまうだろう。
そこでちょっくらＴさんに相談を持ちかけることにした。もちろんグーグル翻訳を使って。
彼がこれを読み込むのに少し時間がかかったのは、文字が不得意なのか、それとも私の申し出についてうまく理解できなかったからか。いずれにせよＴさんはにっこり笑って「おっけー」と言ってくれた。すぐに現金を預け、お釣りと領収証を持ってくるようにお願いした。１０ドルちょっとのことで安全が保たれるんだったら安いもんだ。
そのやりとりがあった１時間後、ペニーを連れて外へ出たところ、庭の変化に気づいた。下の写真は先週撮ったもので、あのときすでに畝（うね）が出来上がっていて・・・
家庭菜園であることは明白だったが、えーとこれで出来上がり？あとは自分で野菜でも植えればいいのかね。タイミングが来たらＴさんから指示があるだろうと思っていたところだった。
そしたら今日、こんなんなってました。
スプリンクラー、買うてきてくれたんやね（必要な物資は立替えで買ってもらい、領収証と引き替えに払う）。めっちゃ菜園ぽい。右端の畝は籾殻みたいなもので覆われていて、もしかしたらすでに種が蒔かれているのかも・・・って完全に見物人状態。
そして庭木の裏側にも変化が。
なんか散らばっとるぞ・・・と近づいてみたら、籾殻の間から可愛らしい葉っぱが顔を出してるじゃありませんか。チンゲン菜みたいなもんらしい。
塀の脇、よく茂った大木の陰。強い陽射しを避けたい畑なんやろね。こういうのは助かるなーと思いながら目を転じたら、バナナの樹が植わっていることにも気づいた。
赤ん坊みたいな樹だが、ラオスだもの１年もたてばびっくりするくらい伸びて、しっかり実をつけてくれるだろう。こういう楽しみを演出してくれるＴさん、その通勤と買い物が少しでも安全になるようお手伝いできてよかったわーってのが本日の結論。
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