Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ガーシーはこうなる

ガーシーという名の政治ピエロが議員をクビになって不逮捕特権を失った瞬間、警察は逮捕状を発し、外務省にガーシー氏への旅券返納命令を求めた。

旅券ヘンノ-ってなに?食べられるの?ってひとのために、いいものを見せてあげようと思って。

2年前、警察に追われる善良なる市民であるわたしは海外在留証明書をもらうためブリュッセルの日本大使館に来ていた。

呼び出しを待つあいだキョロキョロしていたら、日本最古級のパスポートの写真が掲示されているのに気づき、ぐぐっと引き寄せられた。

慶応2年(1866年)、明治維新の二年前、幕府の日本外国事務局が発行したものと思われるパスポート。

所持人は横浜太田町の源兵衛店(げんべえさんが家主の長屋)に住む虎吉さん23歳。

写真の代わりの人物情報として、身体の特徴が記してある。

身長:高き方

眼:小さき方

鼻:高き方

口:普通

顔に天然痘の痕あり

両腕に草花の入れ墨あり

ちょいとイケメンふうだけど目つきは鋭かったかもしれない虎吉さん、渡航先はイギリスのようだが、目的はなんだったか。パスポートの常道として、旅行中のこの者をよく保護してやってくれという文面が見られ、海を渡った虎吉の背中が見えてくるようだ。

虎吉パスポートのすぐ近くに、山口丈太なる人物の「旅券返納」についての公示が貼りだされていた。

この人物は令和3年8月に詐欺事件の被疑者として逮捕状が発せられ、警察の要請を受けた外務省が旅券返納を命令した。

そうなったからといって「へいへい」とパスポートを返しにくるわけもないが、山口容疑者の運命はすでに決している。彼の保持するパスポートは間もなく失効し、世界のどこにいようが不法滞在者となる。そうなれば地元警察にパクられて強制帰国になるか、日本から乗り込んできたお巡りさんに捕まるか(滞在中のUAEと日本には犯罪者引き渡し協定がないからこれは難しいけど)。ガーシー氏の今後もこんな感じになるはずだ。

ところでわたしの運転免許証の話だが、なんと今年10月に失効することになっており、できればそれまでに日本へ戻って来たいんだけど、どうなるかねえ・・・

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