シュレッダーをかけるバビビビビという音がわが家に響くようになった。
家庭用の小さなやつだが一度に8枚まで処理でき、馬鹿にできない仕事ぶり。何を切り刻んでいるのかというと、バイデンの別荘から密かに持ち出した機長年溜めこんできた各種書類。
アメリカはサラリーマンであっても納税者はすべて確定申告するんだけど、レシートなどの書類を7年間保管する義務があり、うちのような転勤族にとってはちょっとした頭痛のタネ。そのほか仕事でとり溜めたノート、資料、手紙・年賀状など、簡単には捨てられないものが山ほどあり、大きな衣装ケース3個ぶんほどになっていた。
これを運ぶのは引越し屋さんだし、転勤先の家は広いから、いましばらく我慢すれば邪魔にはならなくなるけど、こんなものを置いて突然死んじゃったりしたもんなら、後始末するひとが往生こくじゃん?
てなわけでバビビビビしてる書類、いきなり廃棄してるわけじゃなく、ちゃんとデジタル化してるぞ。使っているのは日本が誇る富士通のスキャナー。
けっこう高いので悩んだが、裏表を同時に読み込んでくれて効率めちゃ高なだけでなく、書類の内容によっては「〇〇ホテル領収証」のようなファイル名を自動的につけてくれて重宝する。こうして蓄積したデータを複数個所(パソコン、外付けハードディスク、クラウドストレージなど)に保管しておけばまず大丈夫だろう。
ただしデジタル化した書類をすべてバビビビビしてるわけではなく、前述したごとく税務書類は7年間の保管義務があって捨てられない。それでもデジタル化さえしておけば、海外引越し中の事故でコンテナが失われるようなことがあっても、情報を保持することはできる。
スキャン&シュレッダーするたび「やってもやっても減らない」感をおさえることができないが、出口のないトンネルはない(はず)なので、引越しまで半年かけて粘り強く山を崩していくのさー。なんくるないさー。
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