感謝祭の木曜が過ぎた瞬間から始まるブラックフライデー（黒字にするぞ！金曜日）にアメリカ人は今年も熱狂したのだろうか。
１０年ほど前、怖いもの見たさで実店舗のブラックフライデーに参戦したことがあるが、午前零時から朝までショッピングモールを駆けたり行列したりするひとびとを横目にとっとと帰宅。人生経験としては十分だったので二度と参戦していないし、コロナ下の今年は一億分の１ミリも考えなかった。
その代わりオンラインでいくつかの買い物をした。来年の転勤に向けて入手しておくものが多かったので。で、そのとき妻が感じた違和感は、発送が妙に早いことだった。
セール開始後、早めの時間帯に注文したものは即日発送のメールが来ることが多く、注文が遅くなればなるほど発送は翌日になったり、会社によっては２日後になったりすることが通例だったのに、今年はブラックフライデー終盤の土曜夜の注文ですら翌朝発送されたものがあるという。
「あんまり売れてないからじゃない・・・？」
そう理由を推測する妻。今年のアメリカは４０年ぶりのインフレのせいでなんでもかんでも値上がりし、みんな生活が苦しくなった。一部に給料がインフレになったラッキーなひともいたようだが、だいたいはふうふう言っている。
そういう傾向を読んだ小売業者が例年より大胆に値引きしているのかどうかは知らないが、それでも売れなかったのであれば２０２３年の景気には大きくブレーキがかかっていくのかもしれない。異変の第一楽章。
妻がした買い物の内容はあまり承知していないが、転勤先で履く靴とか洗えるカーペットとか、実用一辺倒のものが多いらしい。わたしは長年の憧れだったブツの購入に踏み切った。生活条件のちがう転勤先でも大いに役立ってくれることを期待して選んだ。それこそいつ配達されるかわからないが、届いたらテスト運転の様子をご紹介。なに男の子が喜びそうなしょーもないもので。
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