金曜日、ってのがミソなんだけど金曜の昼ころクルマが届いた。アントワープからボルチモアまで大西洋を渡り、ようやくたどり着いた。
RAV4 は誰かが運転してくるのかと思っていたらそうではなく、写真のようにトレーラーに載せられて来た。
めんどくさいことすんのやなぁ、走らせてくれてもよかったのに・・・
そう思ったわたしはド素人で、理由がちゃんとあった。RAV4 にはナンバープレートがついておらず、公道を走れないのだ。
アメリカのナンバーは自分で取得するのだが、なにしろ「輸入車」だから必要な書類がいろいろあり、簡単ではない。その点について引越し業者からのアドバイスを期待してたんだけど、まるで役に立たないことがわかってガッカリ。妻が必死こいて調べて書類を準備し、それでも疑問点が消えないままナンバー申請に向かった。
陸運局にずらりと並んだ窓口のうち、うちが当たったのは何言ってるのか聞き取れない担当者で、やりとりにえらく手間取り、最終的に書類がもうひとつ必要なことがわかり、大急ぎで自宅から取ってきたはいいが、この担当者「自分じゃわからんので上司に頼んだ」と放り出すやつで。
それからイキサツあって別の担当者が出てきて、書類のうちベルギーで所有者登録した証書は「フランス語だから受け付けられん」と言い出し、英語の翻訳をつけて再提出せいという。
すでに金曜の夕方。そんなことやってる時間はなく、ナンバー申請は来週に持ち越すことになったわけだが、何が困るって RAV4 のナンバーを取るまではレンタカーがなければ陸運局にも行けない。
仕方がないのでアパートの駐車場を臨時に借りて RAV4 を置き、「ナンバーなしの不審車」なんて通報されたらかなわんので事情を記した貼り紙をして翌週を待つことに。
ナンバーなし公道走行不可のクルマ、大半のアメリカ人だったら自宅前まで持って来てくれればあとは車庫に入れるだけだが、うちのばあい1ブロックぐるっと回って駐車場に移動せざるを得ず、その何百メートルかの道中をパトカーに見つかって止められてなんてこと、本当に運が悪かったらあるよな。
ええ勉強になりましたわ。
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