Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

アパート探しに四苦八苦

6月下旬にアメリカへ来てからそろそろ1ヶ月が経つというのに、妻の配属先が決まっていない。

仕事をさせてもらえない彼女が毎日何をしているのかといえば街を意味もなくぶらついたりパチンコ屋に入り浸ったり朝から居酒屋職探しに没頭している。退職したわけではなく、役所内で自分が働けそうな部署を見つけようとしている。

わたしの乏しい経験に照らせば、人事ってのは人事部が中心となって決めるものであり、自分で行先を探すなんていう話はあまり聞いたことがない。アメリカの標準がどうなのか知らないが、少なくとも妻の勤め先では転勤先は自分で見つけることが基本。

本省だったら組織が大きいから潜り込む先がなんぼでも見つかるだろうと思っていたらアニハカランヤ空席の情報がどこかにまとめてあるわけではなく、乏しい手掛かりをもとに「干し草針」な作業を強いられている。労働力をこういうふうにしか使えない組織の生産効率ってどうなんだろねー。

わが家的に困っているのは、職場が決まらないとアパートを決めにくい件。今いるアパートは政府の借り上げで、入居から1ヶ月ちょっとたつと出て行かなくてはならず、すぐにでも部屋を見つける必要がある。

どんなアパートにすればいいのか。本省の業務は24時間態勢で忙しい鬼部署があったり、逆にリモート勤務が中心で通勤の心配がないところがあったり、そもそもオフィスが郊外(たとえば地下鉄で20分ほど)にあったりで千差万別。できれば勤務実態に合った住みかを選びたいところだが、今は見切り発車するしかない。

最初に見に行った物件は各戸のドア前にちょっとした飾り物ができる仕掛けがあり、みんな頑張ってて楽しそう。

部屋はけっこうよかった。広さは十分、比較的新しい建物とあって設備よく傷み少なく、快適に暮らせそう。2階だから高所恐怖症の妻に優しく、住宅街の風景はまあまあ悪くない。

ただし北向きのため日照ゼロ。ひなたぼっこが大好きなペニーさんにとっても良好な物件とはいえず、断念。

わんことの暮らしの利便性を考えれば散歩に出やすい1階ちゅうのはどや?!といいながら内見した物件は・・・

これだけガラス面積が大きくても、街路樹が茂りすぎているせいで光が入らず、快晴の日でも暗い印象。

「やっぱり明るさは大事やなあ、とくにリハビリ的な暮らしをしたいこれからは」

PTSDを抱えこんだ妻に少しでもエネルギー注入してくれるステキな住居というのが最重要ポイントなのである。

そんな思いを胸に次の物件へ。天井がやたらに高いってことは部屋も・・・

と思いながらも、まず連れていかれたのが屋上。

素晴らしい眺望でした。

眼下が飛行場(レーガンナショナル空港)、その向こうがポトマック川。

幸いなことに内見した部屋は空港ビューだった。

そして明るい!天井が高いぶん窓が広く、東向きだから気持ちよく一日が始められる。

ベランダにはお昼近くまで日が差すから、ペニーのひなたぼっこもOK!彼女がすり抜けられないレンガ壁もGOOD!

現在のペニー ハーネスで安全対策済み

もうここらあたりで決めちゃいたいんだけど、妻の職場のこととは別に、この部屋に絞りきれない理由がひとつだけあって、ただいま絶賛悩みちう。

はあ~

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