オランダのライデンへ来た。
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ビールばっか飲んでたわけじゃなく、ブンカテキな行為もした。
この街には幕末日本で活躍したシーボルト先生の旧宅「シーボルトハウス」があり、これこそがライデンへ来た理由の大半だった。
シーボルトハウスには先生が日本から持ち帰った膨大なブツが展示されており、無料のレシーバーを借りれば要所の説明を日本語で聞くこともできる。
この人物にけっこう興味があった割には勉強不足で知らなかったのだが、彼は幕府から国外退去を命じられて日本を離れるとき、日本人の妻たきと娘いねを置いていかなければならなかった(鎖国だったからね)代わり、わんこを一匹連れ帰った。
長崎で野良犬をしていた「さくら」という子で、シーボルトはたいそう気が合って可愛がっていたという。
妻子との別れの苦しみを「おお、サクラやサクラ」なんて言いながら紛らわせていたのか。
やっぱりわんこっていいよなあ・・・
という方向でひとしきり心を打たれてしまったのである。
それが「驚きの出会い」かって?
ちょっと足りないようなので蛇足つけときます。
今は尾形月耕の特別展示が行われていて、いわゆる浮世絵もすごく良かったんだけど、個人的にふえーっと思ったのはこの作品。
超かわいいわんこたち。
日本の美術が現代の Manga や Kawaii 文化の親であることを強く感じさせられる。
月耕ってひとは子供のころに明治維新をむかえ、西洋の事物の流入により日本が激変するなかで活躍し、江戸時代の浮世絵師とはまったく違う世界に生きていた「日本画家」なんだが、その感覚の冴え、新しさ、自由さというのはすごいと思った。
ライデンでのそんな体験。
ペニーを連れてのまったりタイム、すんばらすぃーホテルなど、続きはあらためて。
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