午後、窓際のパソコンで作業中、開け放った窓からふと雨のにおいが入り込んできて、いつもより1時間早くペニーの散歩に出た。30分ほどで帰宅し、中へ入ろうとしたときパラパラと降りだした。
大正解!
だがアレルギー性鼻炎もちのくせして本当に雨のにおいがしたのか?実際のところ湿度の変化や雲の厚さで判断しているのかもしれないが、いずれにせよこういうふうに気候を感じながら暮らすことを楽しんでいる。
これが日本やアメリカだったら、暑がりのわたしは閉め切った部屋でエアコンをかけて過ごし、強烈な雷でも鳴らないかぎり天気の変化に気づかずにいたりする。
ブリュッセルは北緯だいだい50度で、サハリン島(旧樺太)と同じくらい北極に近く、夏は涼しくて短い。
夏至からすでに1ヶ月がたち、日を追うごとに日照時間が短くなるのを感じながら、
もう冬の足音かぁ...
という気分になったりする。
暗くて長い冬に負けたくないので、草のタネを蒔いてみた。
タネの袋にはサラダ春菊、はつかダイコン、サラダみずなと書いてある。CFプチぷよというのはおそろしくうまいと評判のトマトで、タネひとつぶが100円ほどもする。
これらのタネはダッカで始めた水耕栽培用に買ってきたものだが、ほどなくしてコロナ退避になったせいでお蔵入りになっていた。
タネは採取してから数ヶ月(作物による)で発芽率ががくんと落ちるから、今回どれくらい芽が出るかわからない。全部死んでるかも。
それと、気候を無視して始めたので、発芽したところでちゃんと育つかどうかわからない。
うまくいったら屋内の緑としてわたしたちを助けてくれるだろう。
観葉植物やハーブを増やし始めてから再登場した秘密兵器がある。
ご存じ電撃ラケットはバングラの蚊を撃退するために買ったもので、これがブリュッセルでも役に立つとは夢にも思わなかった。
虫は、おそらくプランターにくっついてきたやつ、外から入ってきたやつ(主にコバエぽいの)がぷんぷん飛び回るようになり、自然とつながっている感じは決して悪くないのだが、ちょっと気になるレベルにまで増えてきたため、自然の摂理に反して使わせてもらっているごめんなさい。
ヤワな都市生活者が、自然とのささやかなふれあいを実行中。
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