ダッカの暮らしとはいろんなことが変わったわけだが、ああ楽やなあと思うのはサラダづくり。話のスケール小さすぎやが。
ダッカでは買ってきた野菜をすべて消毒する面倒にはじまり、サラダづくりにも手間がかかった。
レタスやホウレンソウなど葉物がおっかなくてほとんど手を出さなかった(おおいに食しておられる家庭もある)ため、キュウリ・ダイコン・ニンジン・玉ねぎなどが中心となり、サラダづくり=皮むきという感じ。
ニンジンは超絶デコボコなのが多くて、皮むきは罰ゲーム。
玉ねぎは直径3センチほどしかないのが普通で、何個も処理する。
ダイコンは、表面は白くても、断ち割ると黒いスジが入っていることが多く、それを取り除くのがめんどくさい。
妻の出勤前に出すサラダは原則として前夜のつくりおきだったが、なんやかやで朝勝負になることも多く、だからといって早めに起きるような働き者じゃなく、準備がぎりぎりになって慌てていた。
だがブリュッセルでは半分かそれ以下の時間しかかからない。
レタスをパキパキ、キュウリを皮ごとトントン、ついでにカブも切っちゃおか。
ダッカでは(おそらく)冷凍でしか手に入らなかったスモークサーモン散らしなどという贅沢の付加もカンタン。
半分の時間で3倍楽しいサラダができるのだから、先進国の暮らしというものは有難い。
ブリュッセル暮らしでちょっと困ることもある。
ペニーを連れて歩いていると、いろんな人から道を尋ねられるのだ。
こっちはこーんな写真を撮りながらお上りさん気分なんだが・・・
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わんこ連れの人を見れば、そいつがアジア人だろうがアフリカ系だろうがジモティーだと思うわな。わしもそうだもん。で、
「〇〇駅はどっち?(おそらくそういうオランダ語)」とか
「このへんに銀行ある?(おそらくそういうフランス語)」とか尋ねてこられるんだが、わたしには対応する能力がない。
相手が英語可だったら会話は成立するが、ブリュッセル市内の銀行の場所とか知らんもんね。
昨日はウーバーイーツの兄ちゃんから「このストリートどこや?」と聞かれ、たまたまそれがホテルの敷地を貫く公道とも私道とも判別つきがたい道で、わたしにはおなじみだったから「こっちやで」と指さして一件落着というまぐれ当たりはあった。
だが一般的には知識不足と言語能力がわざわいして旅人のみなさんのお役に立つことができない。
ここらあたりを目標にタンレンすれば、拙者もいずれブリュッセル民の端くれにつらなることなきにしもあらず。
知らんけど。
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