Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

アメリカ人「話半分まで」の法則

心配していたとおりの展開になった。

嫌な予感は、金曜夜に日本大使館からのメールを見たときから始まっていた。

土曜にトランピーがワシントンDCでコーギカツドー(おそらく「不正選挙」にいちゃもんをつける馬鹿騒ぎのことをいうのだろう)を予定しており、バイデン支持者のうちの阿呆どもが集まってきて暴力沙汰になるおそれがあるため、DC市内で大規模な交通規制をするというのだ。

まさにその土曜朝、わたしたちは妻のコロナ検査のためDCの中心部に入ることになっており、侵入禁止されようもんなら月曜の出発はオジャンに。

 

規制は金曜夕方に開始という話だったので、翌朝は予定より1時間ちかく早く出発。

ポトマック川にかかる橋を渡ってDCに入ると、最初の分岐点で片方の道をパトカーがブロックしていてドキッとしたが、幸いにしてそのあとは規制に行き当たらず、目的地に着くことができた。

しかし本日の幸運はここまで。

役所の医務室で検査を終え、「結果が出たら、事前にお願いしたとおり医師のサイン入り証明書をくださいね」といったところ、

そんなもんは出せねえ ときた。

いやいやこの件は上層部にまでちゃんと話が通してあり、証明書についても了解してもらっておりと説明しても、

俺はそんな話聞いてねえ の一点張り。

 

こうなったのはおそらく検査スタッフがコントラクター(外注の民間業者)で、現場に話が下りてないからだろう。

アメリカ人が「ノープロブレム!ちゃんと手配しとくから!」と力強く請け合ったとき、信じていいのはせいぜい半分までというわたしの法則がまたしても適用されてしまった。

情報も権限も持っていない現場スタッフを押しても解決しないので、妻は責任者のナースに電話して事情を説明。

その結果、証明書はおそらく受け取れるだろうという状態にまではなった。

実際どうなるのか、神さまだけがご存知。

 

一方でペニーさんは、検査待ちの時間を楽しく過ごすことができた。

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DC市内にもリスが多く、密集市街地住みだけに神経が図太いのか、バージニアの子たちと比べてずいぶん近距離でも平気な顔をしている。

リスとの接近戦にペニーは大興奮で、ぴょんぴょん飛び跳ねるのを制御するのがたいへんだった。

召使いには美しい都市景観を堪能する余裕がなかったでございますよ?

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えへん!

この子の預かり先はバージニアだから、来年2月にわたしたちが戻ってくるまでDCを散歩することはないだろう。

わんこにとっちゃどうでもいいことだが、人間どもは勝手にそういう区切りを考えてはしみじみするのだから面倒な生きものである。

 

帰宅後は、部屋の片づけが本格化。

航空便で多少のものを送り出したとはいえ、8ヶ月ちかくに生活で増えた物量はなかなかのもの。

大半は来年のもどりに備えてクルマに積んでおくわけだが、意外とぎっしりになるんじゃね?な展開である。

やたらにモノを詰め込んで放浪車上生活者みたいになったら写真撮ってアップするわ。

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